無(ムウ)

無(ムウ)
出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ五十八 53ページ 著者:岸本斉史

二代目土影 無(ムウ)

無(ムウ)は岩隠れの里の二代目土影。全身を包帯でぐるぐる巻きにしており背中には二本の剣を背負っている。かつてのオオノキの師であり血継淘汰と呼ばれる風・土・火の三つの性質変化を同時に起こす塵遁忍術をオオノキに教えた。

第四次忍界大戦

カブトの穢土転生で蘇り忍連合軍と戦う。同時に蘇生された二代目水影とは犬猿の仲で生前は相打ちになって死んだ。また、うちはマダラとも因縁があったようで過去にオオノキと共に騙し討ちを受けている。

オオノキには敵を倒したあとは同盟国間で戦利品の奪い合いになるため有利な状況を整えておくよう示唆したが、今回はそういうのはなしにしたというオオノキの発言に対し「頑固じじいにはならなかったようだな」と一定の理解を示している。

我愛羅とオオノキとの戦闘中に駆け付けたナルトの惑星螺旋丸で倒され封印されたかに見えたが直前に分裂し、半分は封印を逃れていた。その後本物のうちはマダラを穢土転生させられカブトに自我を乗っ取られた。

ちなみに穢土転生された際「これは二代目火影の卑劣な術だ」と発言したことにより、千手扉間の卑劣様としてのポジションをより強固なものにした。

忍者としての能力

現在ではオオノキだけの術となった塵遁を使用するため対抗できるのは同じく塵遁使えるオオノキだけとされた。また、透明化して姿を消す能力を持っており感知水球では感知できなかった。自身も感知タイプでもある。

攻撃、潜伏、感知と高い水準でバランスのとれた忍で戦略的に考える強かさも兼ね備えている。かつての五影の一人として申し分ない実力を有していると言えるだろう。あえていうなら里長としてはいささか不気味で威厳にかけるかもしれない。

使用する術

塵遁・原界剥離の術

物体を分子に近いレベルで分解する血継淘汰の忍術。オオノキに塵遁を教えたのも無(ムウ)なのだが、二種類の性質変化を同時に発生させる‎血継限界でさえ遺伝的素養がなければ会得できないのに、さらに高度な血継淘汰を教えて会得させたことにはやや疑問が残る。

オオノキには突然変異的に素質があり無(ムウ)はそれを見抜いて教え込んだのだろうか。

分裂

分身ではなく自身を半分に分裂させる、おそらく無(ムウ)だけの術。影分身などと違いどちらも本物だが、分裂することにより力も分割されるため無(ムウ)はこの状態では塵遁を使うことができなくなる。

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