起爆粘土

起爆粘土
出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ二十八 100-101ページ 著者:岸本斉史

起爆粘土とは

起爆粘土は暁の一員であるデイダラの使用する術。両掌にある口で粘土を食べて自身のチャクラと混ぜることにより爆発性のある物質を作り出す禁術。起爆粘土はデイダラの印に反応して起爆するようになっており、チャクラで遠隔操作することもできる。

また作り上げた物質は何らかの動物を模したような形をしており、鳥やドラゴンなどを模して作った起爆粘土に乗って空を飛ぶこともできる。また、敵を追尾するタイプもあり、大きさもナノサイズから超大型まで様々なものがある。

威力

威力は練りこむチャクラ量によって異なりデイダラはこれをチャクラレベルC1~C4で分類していた。C1~C3までは数字が大きくなるにつれて大きさも爆発の規模も大きくなるが、C4は超大型の人形を破裂させて目に見えないナノサイズの爆弾を無数にまき散らすという特殊なものだった。

C3の威力は直撃すれば里ごと破壊できるほどの規模で、我愛羅が砂で防御しなければ砂隠れの里は跡形もなくなっていただろう。対人戦でもこれだけの攻撃範囲から逃れるのは容易ではなく威力も必殺レベルだと思われる。

応用力

起爆粘土の魅力は何よりもその優れた応用力にある。造形物で移動も攻撃もこなせるうえ上空まで飛翔してしまえば相手の攻撃を受ける心配もほとんどないだろう。

デイダラはこの起爆粘土での造形物に乗って作中でも数少ない空中戦を行っており、砂に乗って対抗した我愛羅以外には圧倒的に有利な条件で戦うことができた。

はるか上空から一方的に爆撃すればほぼ無敵に近い能力に思えるためデイダラがそうしなかったのは残念でならない。とはいえそうなるとほぼ倒しようがなくなってしまうのだが・・・。

起爆粘土の性質変化

サスケはデイダラと戦った際、起爆粘土が土遁の印であることを見抜き土遁の苦手とする雷遁である千鳥によって起爆粘土を無効化したため土遁だと思われていたが、後にデイダラ自身の口から爆遁忍術と語られている。

爆遁は岩隠れの里のガリの血継限界忍術であることもあって疑問視されたが、者の書では起爆粘土は秘伝忍術とされているため血継限界の爆遁とは異なると考えられる。考えられるのは

  • ● デイダラが勝手に爆遁扱いにした
  • ● 血継限界ではないが別の爆遁忍術で、土遁に近いため雷遁に弱い

                                                         
といったところだろうか。

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