穢土転生

穢土転生
出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ十三 181ページ 著者:岸本斉史

口寄せ・穢土転生

穢土転生は二代目火影・千手扉間が開発した口寄せの術の一つで、死者を現世に復活させ思うがままに操ることができる禁術。二代目土影・無(ムウ)はこの術を二代目火影の卑劣な術と呼んでおり、死者を愚弄するかのような術の特性からおそらく倫理的な理由で禁術に指定されたと思われる。

作中では大蛇丸が木の葉崩しの際に使用し初代火影・千手柱間、二代目火影・千手扉間の蘇生に成功しているほか、第四次忍界大戦で大蛇丸の細胞を取り込んだ薬師カブトが歴代五影をはじめとする屈強な忍たちを大量に蘇生している。

さらに大戦中サスケの手によって復活した大蛇丸は歴代の火影たちを再び蘇生させている。しかし自身の作った術で二度も蘇生され利用されるとは扉間も皮肉なものである。もっとも、二度目は自我を縛られることなく木の葉のために戦うことができているのでまんざら悪いことばかりでもないようだ。

発動条件

穢土転生で死者を蘇らせるためには以下の二つのものを必要とする。

  • ● 蘇生させる死者の一定量の個人情報物質(DNA)
  • ● 死者の魂を留めるための生きた人間の生け贄

                          
そのため自来也のように遺体が水中深くにあるなどの理由で個人情報物質が入手できない場合、穢土転生によって蘇生させることができない。生け贄に関しては柱間の細胞を培養した人造人間であるゼツでも代用は可能。

例外的に死者の魂があの世に行っていない場合は蘇生させることができない。大蛇丸が木の葉崩しにて歴代火影を穢土転生した際、四代目火影・波風ミナトの蘇生に失敗したのは屍鬼封尽によって魂が死神の腹の中にあったためである。

蘇生された死者の能力

穢土転生で蘇生された魂は生け贄にされた人間に乗り移り、体のまわりを塵あくたが覆ってその魂本来の姿(生前の姿)になる。血継限界などの特異な能力も生前同様使用することができるが、死んだ時点の年齢で蘇生されるため老化なども再現される。ただしうちはマダラだけはカブトの特別な穢土転生で全盛期の肉体年齢で蘇っている。

術者の縛りを受けるため体を自由に動かすことができず、さらに死者の頭に特別な札を埋め込むことにより縛る力を上げて自我を完全に失わせることもできる。自我の一部を残したまま体を操ることもできるが、その場合生前の未練が解消されるなどして魂が再び成仏することもある。

穢土転生により蘇った死者は傷を受けても血を流さず、体の一部が失われても欠損部分を再び塵あくたが覆って再生する。ただし毒物は効果があるようで、雨隠れの半蔵は自身の毒袋の毒によって動けなくなった。

欠点

発動までに準備が必要なためいつでも使用できるわけではないが、発動してしまえばこれといった欠点がない。解除の印を知っていれば穢土転生された死者の側から口寄せ契約を解除することができるが、これを知っていたのはうちはマダラのみである。

そのためマダラは不用意に使うべきではないとしているが、歴代五影ですら解除の印を知らないため欠点と呼ぶにはいささか弱いのではないだろうか。何より疑問なのは術を開発した千手扉間自身が解除の印を知らず、大蛇丸に行動を縛られてのたうちまわっていたことである。

メタ的な問題点

穢土転生は最も登場させてはならなかった術だとする声もある。外道輪廻天生の術もそうだが死者を蘇らせる術は漫画やアニメなどでも扱いが難しく、キャラクターが壮絶な最期を遂げても「生き返らせればいいじゃん」となってしまい重みが感じられなくなってしまう場合がある。

穢土転生の場合は術者が命を失うという輪廻天生の術に比べてリスクが軽く、特にカブトがゼツを生け贄に穢土転生を行ったため一番重い条件である生け贄の問題が解決されてしまったことが問題視された。

そのため「口寄せされた死者が解除の印を知っていた場合、死者の側から口寄せ契約を解除できる」という欠点が後付けされるまでは明かされるまではこれといった欠点もなくなってしまい

  • ● ネジが死んだぁぁぁ!!(泣)→生き返らせればいいじゃん
  • ● オビトを止めなければ世界が(汗)→リンを穢土転生すれば・・・
  • ● 里のピンチ→毎回歴代火影たちを蘇生すれば大丈夫でしょ

                    
などストーリーを崩壊させかねない展開が理論上可能となってしまい、読者から激しいツッコミを受けることとなってしまった。

穢土転生を使用する忍

大蛇丸

木の葉崩し編で三代目火影・猿飛ヒルゼンと対峙した際に作中で初めて穢土転生を使用した。その際は全盛期よりも圧倒的に衰えているヒルゼンに大蛇丸・柱間・扉間の三人がかりでギリギリの勝負になっていたが、後に大蛇丸の穢土転生の精度が低かったため十分な力を発揮させられていなかったことが明らかになった。

薬師カブト

大蛇丸亡き後彼の細胞を取り込むことによって穢土転生を使えるようになり、さらに数々の人体改造と仙人モードを身につけたことにより大蛇丸以上に穢土転生を使いこなすようになった。

五大国の忍全ての連合軍の戦力に匹敵するほどの軍隊を穢土転生によって作り上げたが、ナルトに仕込んだうちはシスイの万華鏡写輪眼の瞳術・別天神によって縛りを抜けたうちはイタチに、イザナミによる幻術の無限ループに陥らされ穢土転生を解除させられた。

千手扉間

穢土転生を開発した忍で、蘇生した死者はいくらダメージを受けても再生するという点に着目し、死者を敵に飛び込ませて起爆札を爆破、さらにその起爆札が起爆札を口寄せして無数に起爆し続ける互乗起爆札という戦闘術を考案した。

               

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