忍宗の後見人 アシュラ
アシュラは六道仙人・大筒木ハゴロモの二人の息子の一人。ハゴロモはアシュラを忍宗の後見人に選んだが、優秀だった兄・インドラはそれを認めなかったことから二人の対立が始まった。その争いは両者の転生者によって今もなお続いており、アシュラは現在ナルトに転生している。
ハゴロモの強力なチャクラを受け継いだ兄・インドラとは対照的に、アシュラにはその力は受け継がれず、いわゆる落ちこぼれだった。子供の頃から何をやっても上手くいかず、ハゴロモいわく一人では何もできなかったという。
しかしそれゆえ兄と同じ力を得るためには己自身の努力だけでなく、他人の協力が必要であることを悟ったアシュラの周りにはたくさんの人が集まっていた。
修行の末、自らも肉体のチャクラの力を開花するが、アシュラはそれが皆の協力や助けがあったからこそだと理解した。ハゴロモはアシュラのこういった生き方の中に新たな可能性、協力という繋がりの力を見出し、忍宗の後見人としたのだった。
転生
しかし兄・インドラはアシュラを認めず対立し、争いが始まった。二人のチャクラは肉体が滅んでもなお消えることなく、時をおいて転生を繰り返した。
ナルト、サスケの前の転生者はそれぞれアシュラの転生者が千手柱間、インドラの転生者がうちはマダラであり、二人が木ノ葉の里を創設した後に対立し、争った経緯はアシュラ、インドラのそれとまさに酷似している。