ナルトで最強の術トップ5をまたまた筆者の独断と偏見で考えてみた。ベスト5にしたかったのだがどの術も甲乙つけ難かったので今回はトップ5として発表する。
なお、単に威力が最強というだけではなく術の使い勝手やデメリットなども考慮して最も優れた術を選んでみた。
神威(カムイ)
カカシとオビトの万華鏡写輪眼の瞳術。時空間忍術の中でも視界にあるものを空間ごと消し飛ばすという神威(カムイ)は最強の名にふさわしく回避が困難なうえ一撃必殺の威力を誇る。
カカシとオビトの異空間はつながっているため両者は吸い込まれても脱出可能だが、デイダラの右腕を消し飛ばした要領で体の右半分だけ異空間に消し飛すなどして切断すれば脱出どうこうの問題ではないだろう。カカシの全身を吸い込んだオビトは本気で戦う気がないのではないか。
完成体・須佐能乎(スサノオ)
かなり迷ったが完成体・須佐能乎(スサノオ)を採用した。というのもうちはマダラが柱間と戦った際に九尾に着せて尾獣玉とスサノオの刀を合わせた技を連発したにもかかわらず、木遁・真数千手によって剥がされたからである。
スサノオと真数千手が正面衝突すれば真数千手の方が強いのだろうが、スサノオは自身を囲って鎧にしたりと攻撃だけでなく防御にも使うことができるため使い勝手を考慮すればスサノオの方が優れた術と言えるのではないだろうか。
神羅天征
一撃で木の葉隠れの里を吹き飛ばした神羅天征は威力も攻撃範囲も最強というにふさわしい術。ナルトも到着が僅かに早ければ神羅天征の直撃を受け無事では済まなかっただろう。デメリットも使用後のインターバルくらいしかないというのも大きなポイントだ。
さらに人を吹き飛ばす程度の小規模ならインターバルもたったの5秒程度で済むためつけ入る隙が見当たらない。ナルトの膨大なチャクラによるおびただしい数の影分身と、意外性ナンバーワンの策略がなければ勝ち目がなかっただろう。
口寄せ・穢土転生
転生させる人物の個人情報物質(DNA)と生け贄が必要という発動条件はあるものの、死者を不死状態で蘇らせ意のままに操れるという効果は十分すぎる。どんな術にも弱点はあるとした冷静沈着なうちはイタチでさえ「この術の弱点とリスクは・・・この俺の存在だ!」などと暴論に走ってしまうほど。
唯一穢土転生の解除の印を知っていれば術者に逆らうことができるというのは大きなリスクだが、この印を知っていたのはうちはマダラくらいで千手柱間も力ずくで解除できるとしてもその他の歴代の五影さえ意のままに操れるこの術は最強と言うほかないだろう。
起爆粘土
デイダラの使っていた起爆粘土は間違いなく最強クラスの忍術である。ドラゴンや鳥などを造形すれば自在に空を飛ぶことができ一方的に爆撃できるうえ、C3でも落とせば里ごと破壊することもできる。万一弾がなくなれば上空からアジトに戻ればいいがそもそもC3やC4カルラを落とせばそうそう逃げ切れないだろう。
移動・攻撃・回避全てを一つの術で行えるうえ、普段の移動手段として使っていることからも一旦造形してしまえば飛行に必要なチャクラは少ないだろうし、これといったデメリットが見られないのも大きく評価していいだろう。
そもそもナルトの世界観でこの能力は関ヶ原の戦いに爆撃機で参戦するようなものである。オオノキの飛行忍術も同じことが言えるがこちらは飛行する能力と攻撃する能力が別のため不採用とした。
限定条件付きで最強の術
この記事を作成するにあたりいくつか候補が挙がったのだが、条件がかなり限られるという理由で不採用となった術をいくつか紹介したい。どれも条件さえ整えば最強の術と言っていいと思う。
多重影分身の術
この術自体が戦闘面において最強というわけではないが、影分身の経験値がオリジナルに還元されるという特徴を利用した修行法を使えば驚異的なスピードで強くなることができる。実際ナルトもこの修行法で驚くべきスピードで進化している。
ただしこれは膨大なチャクラを持つナルトだからこそできる修行法であり、トップクラスの上忍であるはたけカカシでさえこの修行法を行えないためナルト以外が会得しても最強の術とは言い難いため惜しくも不採用とした。
水遁・大爆水衝波
巨大な水玉を形成して周囲の空間を水で埋め尽くしてしまううえ、この水玉は術者を中心にして移動しているため水中で術者より早く動けなければ脱出することすらままならず窒息してしまう。
ただし大刀鮫肌と融合することで水中での呼吸を可能にする干柿鬼鮫でもなければ術者自身が窒息してしまう恐れもあり、水中で自分の方が有利に戦えるという保証も鬼鮫くらいしかないため不採用とした。