出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ二十二 65ページ 著者:岸本斉史
八卦六十四掌とは
八卦六十四掌は日向一族の柔拳の中でも高位の術であり、白眼により全身に361ある点穴を見抜き、次々と突くことで相手をまともにチャクラを練れない状態にする。作中で初めて使用したのは日向ネジ。
本来なら日向の分家には伝えられない術なのだが、日向始まって以来の天才と呼ばれたネジはこの技を独学で会得した。第四次忍界大戦では日向ヒナタもこの技を会得している。名前が非常に格好いいのでハマった人も多いのではないだろうか。
点穴を見抜けるほど白眼を使いこなせるようになるには相当の鍛錬が必要で、中忍試験ではヒナタはこの術は使えなかった。また、柔拳独特の変則的な動きの中で身体バランスを崩さず高速で攻撃し続けなければばらない。ゲーム・ナルティメットヒーローシリーズではさらに多くの点穴を突く八卦百二十八掌、八卦三百六十一式が登場している。
八卦六十四掌の由来
日向家の柔拳の技名でよく出てくる八卦掌という名前。八卦掌・回天や八卦空掌などがありますが、八卦掌はもともとは中国武術の一派で太極拳や形意拳と並ぶ代表的な武術で、乾(ケン)、坤(コン)、震(シン)、巽(ソン)、坎(カン)、離(リ)、艮(ゴン)、兌(ダ)の八つの基本図像を八卦といい、この図像はさまざまな事物事象を表している。
八卦掌には八卦に基づいた技術理論があるようで、拳より掌を多用する点や曲線的な動きなど、日向の柔拳によく似ているので、これをモチーフにしたのだろう。この八卦を二つずつ組み合わせて六十四卦とすることもあるようで、八卦六十四掌はここから考えられたと思われる。