出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ五十八 48ページ 著者:岸本斉史
我愛羅の母 加瑠羅
加瑠羅は四代目風影の夫でテマリ、カンクロウ、我愛羅の母。我愛羅の後見人的な存在だった夜叉丸の姉でもある。役砂隠れの茶釜に封印されていた砂の守鶴をおなかの中にいた我愛羅に憑依させられ我愛羅を産むと同時に命を落とした。
守鶴は本来攻撃のための生き霊のため砂が我愛羅を守ろうとするのは加瑠羅の愛情によるものではないかと夜叉丸は語り我愛羅もそれを心の支えとしていたが、その後夜叉丸は我愛羅に暗殺をしかけた際「あなたは愛されてなどいなかった」と告げている。
また我愛羅という名についても自分だけを愛し自分だけのために戦い続け、この世を恨んで死んでいった加瑠羅の里への怨念を我愛羅という存在をもって知らしめるためにつけられた名だと語られた。
母の愛
第四次忍界大戦で穢土転生された四代目風影が我愛羅と戦った際に我愛羅出生及び加瑠羅に関する真実が明かされている。実は夜叉丸は四代目風影の命で我愛羅から母というよりどころを奪い暴走の有無をたしかめるため嘘をついていた。
加瑠羅は我愛羅を心から愛しておりそれまで守鶴によるものと思われていた砂の自動防御も最初に夜叉丸が言った通り加瑠羅の強い思いによるものだということも話された我愛羅は涙した。
第一部では四代目風影が我愛羅という人柱力を作るために意図的に加瑠羅を犠牲にしたかのように描かれているが、加瑠羅の死は意図されていたものではなく出産後に心拍数が低下した際には慌てて助けようとしていた。
ちなみに砂の自動防御はどういった理屈かはわかっていない。波風ミナトやうずまきクシナがナルトの中にチャクラを残しておき再会した方法に類似するものとも考えられるが、彼らほどの忍でさえ時間がかなり限られていたことを考えると能力が失われる気配がないのはいささか不自然である。
加琉羅という名前
名前の表記が「加琉羅」とされる場合と「加瑠羅」とされる場合が存在する。我愛羅出生時のエピソードでは「加瑠羅」と表記されているが初めに名前が公開されたのはファンブックでその際は「加琉羅」と表記されている。
忍者としての能力
そもそも忍であったかどうかは明記されていないが妹の夜叉丸が忍であったことや忍の配偶者に忍以外の人間がいないこと、なにより砂のガードで死後も我愛羅を守り続けていることから加瑠羅が忍であった可能性は非常に高い。