出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ十三 132ページ 著者:岸本斉史
四紫炎陣とは
四紫炎陣は木の葉崩しの際、音の四人衆である鬼童丸・次郎坊・多由也・左近/右近が三代目火影・猿飛ヒルゼンを閉じ込めて増援を阻み、大蛇丸が一対一で戦うために張った結界忍術。外から結界に接触したすると炎上するため暗部の手練れでさえうかつに近づくことはできなかった。
四人がかりで張るだけあってかなりの強度を誇り、ヒルゼンでさえ簡単には出られそうもないとしたが、大蛇丸は足手まといに入ってこられる方がやりにくいでしょうと語っており、ヒルゼンが結界自体を破れなかったのかは定かではない。
とはいえ音の四人衆は内側にも同様の結界を張っていたため四紫炎陣だけならともかく、目の前の大蛇丸を気にかけながら四紫炎陣を破り、直後に四人衆の少なくとも一人をなぎ倒すというのはいかにヒルゼンといえども難しかっただろう。
耐久力
結界としての耐久力はかなりのもので、伝説の三忍と謳われた大蛇丸と歴代最強の火影と謳われたヒルゼンが高等忍術の応酬を繰り広げるなか最後まで破れることはなかった。
術名と外から結界に接触した木の葉の暗部が炎上したことからみて火遁系の術だと考えられるが、二代目火影・千手扉間の水遁で結界内部が水で溢れようとも打ち消されなかった。ただし、この頃はまだ性質変化の概念がはっきりしていなかったため特に考慮されなかったのだろう。