出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ六十二 49ページ 著者:岸本斉史
うちは一族 瞬身のシスイ
うちはシスイはうちはイタチの親友で、瞬身のシスイと呼ばれた男。イタチがうちは一族を滅亡させる直前に姿を消しており、イタチに殺害容疑がかかっていた。一族を滅亡させた後、イタチは万華鏡写輪眼を得るためにシスイを殺したと語っている。
実はシスイは自らの万華鏡写輪眼の幻術・別天神でうちは一族のクーデターを抑えようとしていたが、シスイを信用していなかった木の葉の里の上層部の一人、志村ダンゾウに右眼を奪われ、残った左眼ををイタチに託して里とうちはの名を守るように頼んで自ら命を絶った。
後にダンゾウはシスイから奪った眼をサスケとの戦いで使用しており、命を落とす前に奪われないよう自分でその眼を潰している。イタチに託された方の眼はシスイと同じ心を持つナルトに預けられ、予定とは違ったがイタチを穢土転生の縛りから解放するために使われた。その後イタチも残ったシスイの眼を天照で焼失させているため、シスイの瞳術は現在存在していない。
忍者としての能力
瞬身のシスイの通り名からスピードに長けた忍だったことがわかる。その名は霧隠れの青や雲隠れのキラービーにも知られており、うちはの歴史の中でも数名しか開眼させたことのないとされる万華鏡写輪眼を持つ数少ない忍でもあったことから、その実力はかなりのものだったのではないだろうか。
シスイの万華鏡写輪眼は両目共に幻術・別天神を宿しており、これは相手に自覚させることすらなくかけられる最強の幻術だと言われている。しかし、その分使い勝手は悪く、一度使用すると十数年は役に立たないとイタチが語っている。
やや疑問なのは、別天神のデメリットがわかっているということは、シスイは少なくとも一度この術を使用していなければならないのだが、イタチと親友との設定やその風貌から十数年前に万華鏡写輪眼を開眼していたにしては若すぎるように思える。