出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ六十一 202ページ 著者:岸本斉史
戒めの幻術 イザナミ
イザナミは、運命を変えるうちはの完璧な瞳術と呼ばれたイザナギを止めるために作られた術。簡単に言えば相手を時の無限ループの中に閉じ込める術だが、術の説明に1話をほぼ丸々費やしたにも関わらず、少年誌に載せるにはあまりに難解な仕組みに加え、イザナギと術名が1文字しか違わない事もあり多くの読者を困惑させた。
瞳術であるにもかかわらず、視覚ではなく自分と相手の体の感覚によってハメる術となっている。これはイザナミがもともとイザナギを止めるための術であったことに由来し、視覚でハメるイザナギを止めるためには同じ視覚で幻術はかけられなかったためである。
イザナミの説明
イザナミは行動の中の任意の一瞬における自分と相手の体の感覚を瞳力によって記憶し、それと同じ行動をわざともう一度起こすことで、その2つの行動の間の時の流れすらも繋げてしまい、相手を無限ループに閉じ込める術となっている。
つまり
- 1. 友達とボウリング場に来ていたところ「友達Aの右足の上にボールを落としてしまった」
- 2. 謝ってレーンに行き、楽しくボウリングをした
- 3. ボールを片付ける際に再び「友達Aの右足の上にボールを落としてしまった」
- 4. 1に戻る
このように「友達の右足の上にボールを落としてしまった」という2つの同じ行動を瞳力によって記憶することで、友達Aは1~3を永遠にループし続けるという恐ろしい術となっている。
友達とボウリング場に行き、上記のループが起こってしまった場合や意図的に起こした場合は「イザナミだ」と言うと納得してもらえるだろう。なお、それで友達がガチギレしたり、あなたの友人関係が絶望的になっても当サイトは一切責任を持たないので悪しからず。
抜け出す方法
イザナミはイザナギを止め、術者を傲りと怠慢から救うために作られた術であるため、無限ループから抜け出る道も用意されており、本来の己の結果を受け入れ逃げなくなった時、おのずとイザナミのループは解ける。
それゆえ、抜け道のある術など実戦では危なくて使えないという意味でイザナミは禁術とされている。