マダラはなぜ輪廻天生の術で蘇ることにこだわっているのか

当初の計画では長門の輪廻天生の術で蘇る予定だったマダラだがカブトの穢土転生の術で蘇ったことに驚いていた。しかしマダラはカブトに自我を縛られていたわけでもなく、穢土転生が解除されても昇天されることなく術の縛りを一切受けていない。

一見、致命打を受けても平気で寿命に縛られることもないであろう穢土転生の肉体のままでいた方がいいのではないかとも思えるが、なぜマダラは輪廻天生の術で生き返ることにこだわっているのだろうか。

マダラが輪廻天生にこだわる理由

一応作中で答えは話されていて、第614話でオビトの「そうなっては困る理由…人柱力になるためにアンタが本当の意味で生き返るにはオレがアンタに輪廻天生の術を命を捨ててするしかないからな」という発言から穢土転生の肉体では人柱力になることができないことがわかっている。

もともとマダラの月の眼計画は十尾の人柱力となることで幻術を月に反映させ、全ての人々を幻術の世界に引き込むことを目的としている。確かにマダラは幻術をかけられる側になるのは嫌だろうが、オビトが人柱力になったとして自分だけは支配しないではもらえないものだろうか。

むしろ仮にオビトが賛成しなかったとしてもマダラほどの瞳力があれば無限月読の支配にも対抗できそうな気さえするのだが。

十尾の人柱力はオビトではダメな理由

何のひねりもない答えになるが、やはりオビトが十尾の人柱力になるとマダラといえども太刀打ちできないのだろう。いくら柱間と並び最強の忍と称され九尾すらコントロールできるマダラでも、それよりはるかに強大な十尾の力を取り込んだ人柱力には敵わないのではないだろうか。

何より十尾の人柱力となったのは六道仙人を除いて他にいないため、十尾の人柱力がどれほどの力を持っているのかはマダラでさえ予測できない。オビトがどこまで思い通りに動くかわからないといった不安もあるため計画にはそういった不確定要素はなるべく持ち込まないべきである。

生き返る予定だったとはいえオビトに計画を任せて自害したのもかなり他人任せな気もするが、マダラは外道魔像からチャクラを供給することでなんとか生きながらえており地底から出ることもできない状態だったため、それ以外に方法がなかったのではないだろうか。

月の眼計画は本当か

少々飛躍した話になるが、マダラは本当にオビトに話した通りの月の眼計画を実行するつもりなのだろうか。この記事を書いている2013年8月7日現在で特に矛盾などは見られないのだが、十尾の人柱力になることで得られる巨大な力を考えれば様々な可能性が考えられる。

現在計画はマダラの復活と十尾の復活までしか進んでいない(オビトが十尾の人柱力となったがこれはマダラの計画とは異なる)ため、マダラの目的が十尾の力を得ることそのものにある可能性や、十尾の力を使って別の目的を果たすためにオビトに嘘の計画を話して思い通りに動くよう仕向けたという可能性も否定できない。

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