出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ二 41ページ 著者:岸本斉史
五影とは
五影は五大国と呼ばれ絶大な力を持つ国々の軍事力である忍の長たちの総称。初代火影・千手柱間が木ノ葉隠れの里を創設して火の国と対等な関係で手を組み火影を名乗ったことを皮切りに、この忍び里システムを各国が取り入れた。
長が影の名を語れるのはその里々の中でも特に強大な力を持つ、火の国・木ノ葉隠れの里、風の国・砂隠れの里、水の国・霧隠れの里、雷の国・雲隠れの里、土の国・岩隠れの里の五大国のみである。
五影たちは里の最高職であるとともに各国の象徴的存在でもある。里長が不在となりそれが他国に知れれば国力の低下と指揮系統の混乱を示すようなものであり周辺諸国の攻撃を受けかねない。実際に三代目風影が行方不明になった際に彼の帰還を信じて後任を決めなかった砂隠れの里は他国との戦争に発展している。
五大国の名前
この記事を作成していて気がついたのだが第二巻では五大国の名前はそれぞれ、木の葉の国、砂の国、霧の国、雲の国、岩の国とそれぞれ隠れ里と同じ名称となっているが、現在では前述のとおり国の名前と里の名前は異なっている。
各国の五影たち
火影
作品の中心となる木ノ葉隠れの里の長で物語開始当初は三代目火影・猿飛ヒルゼンが就任している。大蛇丸による木の葉崩しでヒルゼンが亡くなったあとは自来也が候補に挙げられたが、自来也はこれを断り当時里にいなかった綱手を推薦し納得させて連れ帰ったため綱手が火影に就任した。
なお三代目の後任となった綱手が五代目火影となっているのは波風ミナトが四代目火影に就任後ほどなくして亡くなってしまったため、その後再びヒルゼンが火影に就任していたためである。
風影
物語開始時は四代目風影が風影を務めていたが木の葉崩し前に大蛇丸により暗殺された。その後第二部開始時までには我愛羅が五代目風影に就任しているがその間里長が不在だったのかどうかは明らかにされていない。
詳しくは我愛羅はなぜ「五代目」風影になれたのかを参照してほしい。
水影
時間軸的に物語開始時はすでに照美メイが五代目水影を務めていたと考えられる。先代はやぐらが務めていたが干柿鬼鮫が暁に入る以前にすでにトビに操られており、その後行方不明になり殺害されている。
雷影
雲隠れの里については第四次忍界大戦編までほとんど触れられなかったが四代目雷影であるエーが就任している。先代を務めた三代目雷影は以前の忍界大戦で仲間を逃がすため一万の敵を相手にたった一人で囮となり亡くなった。
土影
現在は三代目土影であるオオノキが土影を務めている。五影の中でも最高齢で暁を戦争に最も利用してきたとも言われている。木の葉崩し後は三代目で生存している唯一の五影となった。先代は無が務めておりオオノキに塵遁を伝授している。