出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ六十一 117ページ 著者:岸本斉史
無機転生とは
無機転生は薬師カブトが使用する仙術のひとつで生体機能を持たないモノ自体に生命を与えコントロールする術。カブトいわくチャクラで操る術とは訳が違うらしい。イタチ、サスケと戦った際は鍾乳洞を生体化して攻撃したがサスケの天照によって元に戻された。
生命を与える術は柱間の木遁以来だが無機転生は無から作り出すわけではなく、あくまでもともとあった物体に生命を与える。とはいえ森や洞窟などを戦場に選べばいくらでも生物化できる物体はあるし、障害物がなければ地面でも構わないだろう。
威力
洞窟中の鍾乳洞を操ってイタチを串刺しにした。須佐能乎(スサノオ)で防御することもできたのだろうが、サスケをかばった分反応が遅れて間に合わなかったことから技の出もかなり早いことが伺える。
応用力
物体に生命を与えるという特徴を考えればかなり応用の幅は広そうだが、作中ではこのシーンでしか登場していないためどの程度コントロールできるのかなど詳しいことはわかっていない。
むしろサスケの天照を受けて熱さで元に戻ってしまうなど生命を与えたことによるデメリットの方が目立っている。これはカブトの意志に反して鍾乳洞が動いたことを意味するので、コントロールするといっても完全に操れるわけではなさそうだ。