出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ三十六 77ページ 著者:岸本斉史
呪術・死司憑血とは
呪術・死司憑血は暁の一員飛段の使用する術。自らの血で地面に陣を描き対象者の血を体内に取り込むことで術者の体と対象者の体がリンクするようになり、以後陣の上で術者が受けた傷は対象者の体にも同様に現れる。なお、血を体内に取り込んだ際、術者の体は白と黒のしま模様に変色する。
体がリンクされた後は自分の体を傷つければ相手も同じように傷つくためどこへ逃げようと攻撃を回避するすべはない。術発動後でも術者が陣から離れれば効果は途切れるが、術者が再び陣の中に戻ると再び術が発動し対象者の体とリンクされる。
もちろん自身の体にもダメージはあり痛みも感じるため、不死の体を持つ飛段にしか実質使えない術。忍術というよりもジャシン教の生み出した呪術で特異な忍術の多いNARUTO-ナルト-の中でもさらに特異な術といえる。猿飛アスマはこの術を受けて命を落とした。
威力
もちろん必殺の威力を誇る。発動条件が少々やっかいなものの対象者の血を数滴でも手に入れられればいいためさほど難しい条件でもない。飛段からすればかすり傷ひとつでも負わせればいいため刃が三つ付いた鎌で攻撃範囲を広くしていた。
しかし同じ方向に刃が三つついていたところで本当に攻撃範囲が広がるのかはかなり疑問である。ギリシャ神話に出てくるポセイドンの三又銛(トライデント)のように別方向に広がった武器を使用した方がいいのではないだろうか。
応用力
最初から殺戮を目的とした術のためそれ以外の用途は考えづらい。もし血さえ体内に取り込めば対象者との距離がどれだけ離れていてもよいのであれば、脅しの材料としてもかなり有効に使えそうである。