出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ四十八 58ページ 著者:岸本斉史
外道輪廻天生の術
外道輪廻天生の術はペイン外道であり本体である長門の輪廻眼による転生忍術で、小南いわく生死をつかさどる術。術者は大量のチャクラを消費しペイン地獄道が呼び出す閻魔の様な化け物から死者の魂を解放する。
長門が使用した際「木の葉へ来てオレが殺めた者達ならまだ間に合う」と発言したことからこの術で蘇生させる条件として「時間制限」があると考えられた。
また、前述の「オレが」という発言を深読みして「自身が殺めたもの」という条件もあるのではないかとされたが、計画では輪廻天生の術によってうちはマダラが蘇生される予定だったことと、マダラの死因が自害でしかもリンとほぼ同時期に亡くなっていることから上記の条件は二つとも否定されている。
さらに小南は「今のチャクラでこの術をしたら長門は・・・」としているため大量のチャクラ消費に耐え切れず長門は絶命したと思われたが、うちはオビトは「オレがアンタに輪廻天生の術を命を捨ててするしかない」と発言していることから、もともと術の副作用として術者が命を落とすと考えられる。
輪廻天生の術の問題点
上記のように輪廻天生の術には様々な疑問があげられる。そもそも輪廻天生の術で生き返らせるための条件に時間制限がないのであれば、なぜ長門は弥彦を生き返らせないのかという疑問も出てくる。
上記の疑問は術者が命を落とすというデメリットが明らかになったことで解消されたが、そもそも死んだ人間を生き返らせるというという表現自体がキャラクターの死を軽くしてしまうため漫画では問題となりやすく、作者もリスクやデメリットの設定に頭を悩ませることが多いのではないだろうか。
ドラゴンボールでもクリリンが生き返った際は「死んでもまた生き返るじゃん」という風潮が生まれてしまい、同じ人間は二度生き返らせることはできないというルールが追加されたが、ナメック星のドラゴンボールで何度でも生き返らせることが可能になり再び問題になったことは有名である。