六道仙人と呼ばれた男 大筒木ハゴロモ
大筒木ハゴロモは大筒木かぐやの息子で忍の始祖とされる六道仙人の本名。六道仙人自体伝説上の存在とされ、五影会談に現れたトビがその名を口にした際もオオノキが「話がマユツバものになってきた」とするほどだった。
しかしその存在と功績はうちは一族に伝わる石碑に刻まれており、神樹が現れた際うちはマダラの口から明らかにされた。
時の王女・大筒木かぐやが1000年に一度実ると言われる神樹の実を口にしたことで聖なる力・チャクラを手にするが、チャクラを奪われた神樹は十尾となってそれを奪い返しに来た。そして大筒木ハゴロモは十尾を止めるために人柱力となり六道仙人と呼ばれるようになったのだった。
大筒木かぐやが神樹の実を口にし争いを制し、大筒木ハゴロモが十尾の暴走を食い止めたことで事は落ち着いたが、その後も争いはなくならず、それどころかチャクラという力を手にしたことで人々の争いはさらに激化することとなった。
ナルト・サスケとの対面
九尾を抜かれて瀕死状態のナルト、マダラに刺されて同じく死の淵にあったサスケの前に現れ、ナルト、サスケがそれぞれアシュラ、インドラの転生者であることを告げると共に、六道の力と輪廻眼をそれぞれ授けた。
時代を越えてアシュラ、インドラ両者の転生者をその精神世界から見守ってきたが、本来大昔の人物であるため当初は話している内容が全くナルトに伝わらなかった。(とはいえセリフは現代国語で表現されているため、単にナルトにとって難しかっただけかもしれないが)
ナルトに話が伝わるようにいくつかの話し方を試したが、「つーかそれは言いすぎじゃね?」「ならこんな感じでいくんで夜露死苦!」など、かなりチャラい話し方も心得ているようだ。
忍者としての能力
神樹の実を口にしたかぐやの息子だったハゴロモは生まれつきその身にチャクラを宿すこととなった。チャクラを奪い返しにきた十尾を逆に体内に封印して力を増し、死の際には九つの尾獣に分割し抜け殻を月に封印するなど人間離れした力を持っていた。
なお、ハゴロモという名前から羽衣一族と何らかの関係があるのではないかという噂もあるが、六道仙人の二人の息子がそれぞれ千手一族とうちは一族の始祖となっているはずなので、途中で枝分かれした可能性はあるにしても直接のつながりは今のところ示唆されていない。