出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ四 48ページ 著者:岸本斉史
雷切とは
雷切はもともとははたけカカシが開発した千鳥という術だが、カカシがこの術で雷を切ったという事実から雷切と呼ばれるようになった。そのため術自体は千鳥と全く同じなのだがカカシ自身もこの術を雷切と呼んで使用しているため雷切の名の方が先に登場した。
チャクラによる肉体活性で自身のスピードを高めた上で膨大なチャクラを手に集め、電流のように性質変化させて相手を突く術で、自分自身のあまりのスピードに写輪眼の動体視力でもない限り敵のカウンターを見切ることができない。
はたけカカシが桃地再不斬と戦った時に使用したのが作中最初であり、このとき再不斬をかばって間に入った白の体を貫通した。それからもカカシの必殺技として扱われているが万華鏡写輪眼の瞳術・神威を開眼してからは神威がカカシ最強の術となっている。
威力
前述のとおり一撃必殺の威力を持つがチャクラの消費も大きく、サスケは一日に二発、カカシでも一日に四発が限界。特にカカシはうちは一族ではないため、写輪眼との併用が必須のこの術を使用すると消耗が激しく戦闘後は1週間ほど寝込むことも珍しくない。
雷伝
雷伝は雷切の応用技で自身と影分身の雷切をつないでその間の敵を切断する術。こちらは影分身でチャクラを二等分したうえ雷切二発分に加え写輪眼の使用とチャクラの消費量もさらに膨大だと考えられる。
雷切のモチーフ
雷切という日本刀がモチーフと思われる。豊後の戦国大名大友氏の家臣であった立花道雪(戸次 鑑連)が木の陰で雨宿りをしていた際に、落ちてきた雷を持っていた千鳥という刀で切ったことからこの刀の名を千鳥から雷切に改めたとされている。
千鳥から雷切に名前を改めたことや雷を切ったというエピソードもそのまま使用している。ちなみに道雪が実際に雷を切ったかどうかは定かではないが雷に打たれ半身不随になりながらも生きていたため人々は道雪が雷を切ったと噂したと言われている。