出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ六十一 81ページ 著者:岸本斉史
白激の術とは
白激の術は薬師カブトが仙人モードで使う仙術のひとつ。口から吐き出した龍が回転して持っている玉を炸裂させ光と音で敵の視覚と聴覚を奪い、さらに空気振動で体の感覚すら麻痺させて動きを封じる。カブトいわくこの術の中で動けるのは仙人仕様の自分だけ。
威力
振動付きの閃光弾のようなものであくまで敵の動きを封じるのが目的だが、あまりの振動にサスケは体中の骨がきしむような感覚に見舞われ須佐能乎(スサノオ)を維持できなくなるほどだった。
この術だけで大きなダメージは与えられないが視覚・聴覚・触覚と五感のうち三つも封じられ、さらに耳に手を当てていなければおそらく鼓膜が破れてしまうため両腕も封じることができる。この系統の術としては最高峰のものだろう。
応用力
強力な術だが相手を特定してかけるわけではなく空間全体が光や振動に見舞われるため、カブトのように自分だけは防ぐ術を持っていなければ自分も動けなくなってしまう。
カブトは蛇の角膜で視界を閉じて体内を液化して音と振動に耐えることで自分への効果を和らげていたが、こんなことができる忍は他にいないだろう。もっとも白激の術は蛇の仙人モードを身につけていなければ使えない術なので自身へのデメリットを気にする必要はない。
術者に仲間がいる場合は味方にも深刻なダメージを与えてしまうため一人で戦っている場合にしか使えないだろう。とはいえ敵の動きをほぼ完全に封じたうえ自身は自由に行動できるため一人で敵を全滅させることも可能である。