火遁・豪火球の術

火遁・豪火球の術
出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ一 178-179ページ 著者:岸本斉史

火遁・豪火球の術とは

火遁・豪火球の術は作中初めて登場した火遁の術で、火の玉を飛ばす。もともとうちは一族の術で、サスケの得意忍術。球状の形態変化に火遁の性質変化も必要とするため難易度は中忍クラス以上の術であるらしく、初めてサスケが使用した際は下忍だったためカカシを驚かせた。うちはイタチやカカシも使用している。

うちは一族が一人前と認められるためにはこの術を習得することが条件となっている。サスケにとっては特に思い入れのある術なのだろう。父フガクはイタチに「さすがオレの子だ」といつも言っており、自分もそう言ってもらいたいと必死に練習して会得した結果、初めて「さすがオレの子だ」と言ってもらえたというエピソードがある。

威力

術者によっても異なるが、基本的には等身大以上の大きさの火を噴くため、まともに食らえばひとたまりもないだろう。単純な威力だけでなく火の性質変化を持つため、火傷を負わせることもできる。

しかし最初に登場した術だけあって上位互換らしき術も多数出ているため、火遁のなかでは比較的下位の術なのかもしれない。同じく火遁の鳳仙花の術などと比べると炎を一つに集中しているため、同レベル帯では威力は比較的に高いのではないだろうか。そもそも火という時点で着火してしまえば燃え移る性質があるため、十分強力な術であるといえる。

応用力

火の性質変化を使っているため応用の幅は広そうだ。作中では攻城戦での活躍は描かれていないが、建物には非常に有効だろう。戦闘以外の局面でも野宿の多い忍者にとっては調理や暖をとるためにも使えるので便利な術である。使用後はその威力ゆえ土煙で視界を悪くしてしまうので、避けられれば土遁で反撃されることも多く、戦闘での使いどころは考えなければならない。

実際サスケはこの術を使用したために視界を失い、カカシに心中斬首の術を食らっているし、イタチも同じく土遁で避けられて捕まり動きを封じられたことがある。逆に煙を利用することも考えられるので、撤退する場合など煙幕として使うこともできるだろう。この術の特性というよりは火遁の術そのものの応用力が広いといえる。

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