出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ二十六 184ページ 著者:岸本斉史
木の葉一の策士 奈良シカク
奈良シカクは木の葉隠れの里の上忍で奈良シカマルの父親。かつては秋道チョウジの父であるチョウザ、山中いのの父であるいのいちとともに猪・鹿・蝶を結成しており、そのコンビネーションは子供たちに受け継がれている。
男勝りの妻のヨシノには頭が上がらない恐妻家で、シカマルにどうしてあんなキツい母ちゃんと結婚したんだ?と聞かれた際には「あんな母ちゃんでも優しく笑うときがある」と答えておりあきれられている。
シカマル以上の頭脳の持ち主で将棋ではいつもシカマルを負かしており、その頭脳は上役からも高く評価され上忍班長として火の国大名との会議にも出席しているほか、第四次忍界大戦では四代目雷影・エーにも木ノ葉にはいい忍がいると認められ忍連合軍の指揮を任されている。
また知識も豊富でシカクの作った奈良一族秘伝の薬剤調合マニュアルは次郎坊との戦いで重体に陥ったチョウジの解毒に役立ち、仙術チャクラや血継淘汰のことも知っていた。
シカマルが初めて隊長を任された任務で失敗したうえ、仲間の命を危険にさらしてしまったことから忍を辞めようとしていたときには「仲間のために自分がより優秀になることを考えやがれ」と厳しくも温かい言葉で彼を励ました。
第四次忍界大戦において
作戦参謀として本部で総大将であるエーを補佐していたが、穢土転生によりうちはマダラが復活したためエーと綱手は現場に向かうことになり忍連合軍の指揮を一任された。
その知略で目まぐるしい現場の状況に対応するが、十尾が復活したのち作戦本部めがけて放たれた尾獣玉によって死を覚悟し、いのいちと共に十尾を止める策と息子であるシカマルに対する最後の言葉を伝えて戦死した。
ちなみに物置の左側の木箱の中にはヨシノに見つかるとまずい物が隠されているらしくこんな時だというのにシカマルに処分を懇願していた。今までで一番取り乱したのではないだろうか。
忍者としての能力
シカマル同様持ち前の頭脳と奈良一族の秘伝忍術を使いこなす。参謀タイプのため目立った戦闘描写はなく影から戦局を支えることが多いが、猪鹿蝶のコンビネーションはいまだ健在。
シカマルのIQが200とされているので頭脳レベルはシカマルと大きな差はないと思われるが、シカクの方が戦略・戦術に長けているのは知識と経験の差だろう。
プロフィール
- ● 年齢 38→41歳
- ● 身長 175cm
- ● 体重 59kg
使用する術
影縛りの術 -影真似の術はかつては影縛りの術と呼ばれていた。
影首縛りの術 -影を物質化して相手を縛る術。