出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ一 64ページ 著者:岸本斉史
火影の孫 猿飛木ノ葉丸
猿飛木ノ葉丸は三代目火影・猿飛ヒルゼンの孫で、上忍猿飛アスマの甥。地面に引きずるほどの長いマフラーを常に巻いている。専属家庭教師として特別上忍のエビスがついており、第二部ではモエギ、ウドンと共に下忍になり、エビスを担当上忍とするエビス班が結成されている。
名付け親はヒルゼンで、木の葉の里の名前にあやかってこの名を付けた。しかし里で聞きなれた名前にもかかわらず誰も名前では呼んでくれず、「火影の孫」としてしか自分を見てくれないことを不満に思っていた。エビスも当初は木の葉丸のことを「お孫様」と呼んでいる。
自分の存在を認めてもらうためエビスの目を盗み、ヒルゼンに一日二十回以上も奇襲をかけ、火影を倒すことで自分自身を見てもらおうとしていた。しかしこんな子供に出し抜かれるエビスもエビスである。
ナルトとの出会い
ナルトと出会った際、勝手にこけたのをナルトのせいにしたことで怒りを買うが、どうせまた火影の孫として自分を扱われると思っていたため、「殴れるもんなら殴ってみろ」と言ったところ、「んなの知るかってばよ」と本当に殴られる。
初めて火影の孫としてではなく自分と接したナルトに興味を持ち、ヒルゼンを倒した(といっていいのか?)お色気の術を教わるため、ナルトを親分と呼んで師事する。
お色気の術はマスターするが、火影という名前を奪うのに近道などないことをナルトに諭され、子分をやめてライバル宣言する。このとき初めて木の葉丸という名前を呼ばれ、いずれ火影の名を懸けて戦うことを約束する。
忍者としての能力
第一部では下忍にもなっていなかったためお色気の術くらいしか披露していない。しかしこの歳で変化の術が使える人間はなかなかいないのではないだろうか。ちなみにナルトは忍者アカデミー三年目でも変化の術を苦手としていたことがある。
第二部では下忍になり、簡単な任務をこなすようになっているが、任務にケチをつけるなどナルトそっくりな面があり、綱手からは二代目ナルトと言われている。作中で描写はないもののナルトから螺旋丸を教わっていたらしく、ペイン襲撃時にはペイン地獄道を吹っ飛ばすなど頼もしい成長を見せている。
プロフィール
- ● 年齢 9→12歳
- ● 130→141cm
- ● 体重29→36kg
使用する術
おいろけの術 -裸体の女性に変化しスケベな男に鼻血を吹かせる術。
変化の術 -他人や物体に変化する術。
影分身の術 -実体を作り出す分身術。
螺旋丸 -高度な術だが影分身との併用で会得した。