うちはオビト

うちはオビト
出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ二十七 125ページ 著者:岸本斉史

うちはオビト

うちはオビトは四代目火影・波風ミナトの教え子で、はたけカカシのはらリンと班を組んでいた。

遅刻癖がありいつも遅刻しては「おばあちゃんに道を聞かれて…」などと言い訳をしているが、困ってるお年寄りを助けるのがモットーらしく木ノ葉のジジババなら皆知っているということから毎回ウソというわけでもないらしい。

「ルールや掟を破るやつは忍者としてクズ呼ばわりされる」とカカシによく怒られておりよくケンカになる。リンに恋心を抱いているがリンはカカシを意識しているため片思い状態で、そのこともあってかいつも自分の先を行くカカシには対抗心を燃やしている。

落ちこぼれだが火影を目指していて熱血で仲間思い、最初の戦闘では腰が抜けて動けなくなるなどいいところも悪いところもナルトによく似ておりカカシもそれを認識している。

神無毘橋の戦い

カカシがルールや掟に固執する理由をミナトから聞かされカカシに対していくらか心を開くが、任務中にリンがさらわれた際に見捨てて任務を優先しようとしたカカシに激怒し「確かに忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされるが、仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ」と言い放ち一人で救出に向かう。

この言葉に心を打たれたカカシはオビトの危機に駆け付け二人でリンの救出にあたる。このときカカシの危機にオビトは写輪眼を開眼し敵の忍法・迷彩隠れの術を見破り倒す。

敵のアジトにたどり着きカカシとのコンビネーションで見張りの敵に傷を負わせリンの救出に成功するが、アジトの洞窟を崩され脱出の際カカシをかばって岩の下敷きになり右半身を潰される。

自身がもう助からないと悟ったオビトは上忍祝いのプレゼントを自分だけあげていなかったと、先の戦いで左目を失明したカカシに写輪眼を移植することを提案し「リンを頼む」と告げて崩れゆく岩の下敷きとなった。この戦いでオビトは木の葉で英雄として慰霊碑に名を刻まれた。

うちはマダラとの出会い

自身も含め誰もが死んだと信じ疑わなかったオビトだったが、奇跡的に崩れた岩に全身を押しつぶされることはなく生き延びていたところをうちはマダラに助けられ、潰れた右半身に柱間の細胞で作った人造体を移植される。

カカシやリンの元へ帰るためリハビリをしながらもマダラの部下であるゼツ達と仲良くなりずいぶん体も回復してきた頃、ゼツからカカシとリンが霧隠れの忍達に囲まれていることを知らされゼツの力を借りて助けに向かう。

しかし二人の元へたどり着いたオビトの目に映ったのはカカシの雷切に貫かれたリンの姿だった。カカシはその場で気絶し愛するリンを失ったことでオビトは万華鏡写輪眼を開眼しその場にいた霧隠れの忍を全滅させた。

このときリンは三尾の人柱力にされており木の葉の里へ戻ったところでリンの中の三尾を暴走させるのが霧隠れの狙いだったことを知っていたリンは、カカシが霧隠れの忍に向けて放った雷切に自ら突っ込んだ。この件でオビトは犠牲を強いる忍の世界に絶望し、マダラの月の眼計画に協力することになる。

面の男トビの正体

マダラに計画を任されてから、オビトは面を被りうちはマダラを名乗って行動していた。マダラがあらかじめ輪廻眼を移植しておいた長門を手懐けて暁を組織させ、うずまきクシナの出産の際には九尾を写輪眼で操り木の葉の里を襲撃、さらにうちは一族のクーデターを知りそれに乗じて再び木の葉を襲撃しようと目論む。

しかしうちはイタチにその存在を気付かれうちは一族への復讐には協力する代わりに里には手を出すなという条件を飲む。この時に大量の写輪眼を奪っていたらしくアジトの培養液の中に保管されていた。

そしてサソリが死亡した際に補充要因としてトビを名乗り暁に入ってデイダラとパートナーを組む。もともとは暁が尾獣を集めきったところで長門の外道・輪廻天生の術でマダラを蘇らせる計画だったが、長門はナルトに希望を見出し木の葉の里の忍たちを生き返らせるために輪廻天生の術を使い亡くなってしまった。

その後はカブトと手を組み10万体のゼツとカブトの穢土転生の術で蘇らせた忍たちを使い第四次忍界大戦を引き起こし残った八尾と九尾の回収を目論むが、カブトがマダラまで蘇らせてしまうことは計算外だったようで気にくわぬ顔をしている。

マダラが蘇ることは戦力としてこの上なくどのみち輪廻天生の術を使うつもりであれば全く問題ないはずだが、どうやらマダラに協力しようというつもりではないらしくあくまで自身のために月の眼計画を進めていたようだ。

忍者としての能力

うちは一族であることに加え千手柱間の細胞を持つため十尾の抜け殻である外道魔像を口寄せできる数少ない忍。長門の死後は片目に輪廻眼を移植しその力をも得た。

ミナトに直接は敵わなかったものの九尾を暴走させることで結果的にミナトの命を奪っており、第四次忍界大戦でもナルト、カカシ、ビー、ガイなど多くの手練れを相手に一人で優勢を保つなどかつてのオビトからは想像できないほどの強さを誇る。

その強さの大部分を占めるのは自身の万華鏡写輪眼の能力・神威による時空間忍術で、あらゆるものを時空間に出し入れできるうえ自身を部分的に時空間に飛ばし攻撃をすり抜けたかのように見せたり、全身を時空間に飛ばすこともできる。

この時空間は左右の眼でつながっているためナルトの攻撃をすり抜けた瞬間カカシが神威で飛ばしたクナイで傷を負っており、トビの正体がオビトであることをカカシやガイが悟るきっかけになった。

プロフィール

  • ● 年齢 31歳
  • ● 身長 175.0cm
  • ● 体重 55.9kg

使用する術

土遁・土竜隠れの術
火遁・豪火球の術  -うちはの基本忍術。火球を飛ばす術。
火遁・爆風乱舞   -神威と火遁を合わせた術。
口寄せの術     -オビトはうちはと千手両方の力を持つため外道魔像を口寄せできる。
うちは火炎陣    -外道魔像を十尾にする際にこの術で防壁を張った。
写輪眼       -うちは一族の血継限界。神無毘橋の戦い編で開眼。
万華鏡写輪眼    -カカシと同じ神威を使うがより自由度が高くチャクラの消費も少ない。
神威        -物体を時空間に自在に出し入れできる瞳術。
イザナギ      -うちはの禁術。失明と引き換えに都合の悪い現実を幻にできる。
輪廻眼       -もともとはマダラの眼だが長門がなくなった際に移植した。
外道の術      -オビトはかつての人柱力たちを新たなペイン六道とした。
木遁・挿し木の術  -柱間細胞を持つために一部の木遁忍術を使用できる。
封印術・幻龍九封尽 -魔像に尾獣を封印する際に使用している。
限定月読(劇場版)
炎殺界(ナルティメットインパクト)
虚吸転身(ナルティメットインパクト)
天地開閉(ナルティメットインパクト)
秘術・エリマキトカゲ(アニメ)

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