出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ五十三 87ページ 著者:岸本斉史
九尾チャクラモードとは
九尾チャクラモードはうずまきナルトが九尾の妖狐である九喇嘛のチャクラを纏ったモードのこと。もともとナルトの八卦封印は九尾のチャクラを還元するよう組まれていたため感情が昂ぶると九尾のチャクラが漏れ出すことがあった。
しかし自来也との修行でも九尾の力を完全にコントロールすることはできなかったが、八尾を完全にコントロールした人柱力キラービーやナルトの封印にチャクラの一部を組み込んでいたクシナの助けもあり、雲隠れの里の隠れ島(島亀)での修行で九尾からチャクラを引き抜き自在に引き出せるようになった。
この時は自在とはいえナルトのチャクラと引き換えに九尾のチャクラを引き出すだけだったが、戦場に着くまでに九尾と和解しこのリスクはなくなった。九尾チャクラモード時は全身がオレンジ色のチャクラに包まれ体のところどころに黒い模様が浮かぶ。
九尾チャクラをコントロールできるまで
中忍試験本選開始前に自来也はナルトに九尾のチャクラをコントロールさせようと修行をつけ、結果的にある程度意図的に九尾チャクラを引き出すことができるようになった。
第二部では自来也との三年間の修行で九尾の尾が三本目まで出た状態でなんとか意識を保てるまでになったが、四本目の尾の発言で自我を失い暴走したあげく仲間であるサクラを傷つけてしまったため、ヤマトの助言により九尾の力を封印することを誓う。
しかしペインとの戦いでの危機に再び九尾のチャクラが漏れ出し、八本目の尾までが出現したがミナトがあらかじめ封印に組み込んでいた自身のチャクラにより九尾の力を再び封印した。
能力
九尾のチャクラを纏うため姿だけではなくチャクラ性質自体もナルトの物とは異なるようで、ネジの白眼ではナルトだと判断できなかった。そのチャクラは生命力にあふれており木遁忍術でできた木に影響を与えている。
木の葉の黄色い閃光と呼ばれたミナトや最速の忍と謳われる四代目雷影エーに匹敵するほどのスピードで移動できるほか、他人の悪意を感知するという今までの感知タイプにはない感知能力を持つ。
九喇嘛と和解してからは九尾そのものであるかのような巨大なチャクラを纏うことができるようになったが、これは尾獣化したのか九尾チャクラモードなのかいまいちわからない。九喇嘛にコツを教えてもらってからは九尾チャクラを他人に分け与えることができるようにもなった。