出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ四十五 54ページ 著者:岸本斉史
仙人モードとは
仙人モードは自身の精神エネルギーと身体エネルギーを練りこんで発動する忍術に対し、外から自然エネルギーをさらに加えることで新たなチャクラを作り使用する仙術を使うためのモード。仙人モードになると目の周りにできる隈取りは仙人の証。
「動くな」を基本とし自然と一体になることで自然エネルギーを取り込みコントロールするのだが、このコントロールができなければ蛙になってしまう。ナルトはこれを利用してチャクラを吸い取るペイン餓鬼道を蛙化させた。
本来は時間をかけて自然エネルギーを感じ取れるようになるところから初めていくのだが、ペイン襲撃に備えて時間のなかったナルトはフカサクの手伝いもあって、妙木山の蝦蟇油と影分身による修行法によって短期間でマスターした。
仙人モードの欠点
膨大な自然エネルギーを利用することで忍術、幻術、体術の全てを強化することのできる仙人モードだが、自然エネルギーを集めるためには「動くな」が鉄則で、走ったり跳んだりと動きの絶えない戦闘中に自然エネルギーを集めることはできない。
さらに仙人モードの持続は5分程度が限界のため、あらかじめ仙人化しておいたとしてもその間に敵を倒せなければ仙術なしで戦うか、再び仙人モードに入るためには全くの無防備状態で自然エネルギーを集める必要がある。
仙人モードを使う忍
自来也
作中初めて仙人モードを使用したが自来也の仙人モードは完璧ではなく少し蛙化してしまっていた。仙人モードで戦闘する際は両肩に妙木山の二大仙人(仙蝦蟇)シマ・フカサク夫婦を乗せて自然エネルギーを集めてもらっていた。
うずまきナルト
自来也以上に仙人モードをマスターし、全く蛙化せずに自然エネルギーを集められるようになった。ナルトも戦闘中はシマとフカサクが両肩に乗る予定だったが、ナルトに封印されている九尾のチャクラに弾かれ融合することができなかった。
しかし「影分身を解くとその経験はオリジナルに還元される」という特性を生かし、あらかじめ影分身しておくことで分身に自然エネルギーを集めさせるというナルトならではの方法を編み出した。
薬師カブト
竜地洞に住む白蛇仙人のもとで修業した結果ナルトのものとは異なる蛇の仙人モードを体得した。「動くな」のデメリットに対する対応策は特に明かされていない。
千手柱間
修験地は明らかにされていないが柱間も仙人モードを使えることが明らかになっている。こちらも「動くな」のデメリットに対する対応策は明かされていないがそんなことは忘れられてしまっている柱間の細胞を取り込んだだけで肉体が大幅に強化されるくらいなので柱間だけは特別なのかもしれない。