出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ十一 17ページ 著者:岸本斉史
八卦封印とは
八卦封印は四代目火影・波風ミナトが自身の息子であるうずまきナルトに九尾の半分を封印した術。八方にろうそくを立てた儀式用の台座に器となる人物を寝かせ対象をその人物に封印する。ミナトは封印前にガマ寅を口寄せして封印式の鍵を託し自来也に蔵入りさせている。
八卦の封印式
八卦封印を行う際は封印する器に八卦の封印式を刻み込む。四象封印を二つ重ね合わせた形で、ミナトはその間から漏れる九尾のチャクラをナルトのチャクラに還元できるよう術式を組んでいた。
そのためナルトの成長と共に九尾のチャクラがなじんでいき、下忍になるころには感情が昂ぶると九尾のチャクラが呼応して漏れ出すようになった。しかし体内に二種類のチャクラを持っていたことがチャクラのコントロールを難しくさせているという面もあった。
ミナトが鍵を残した理由
自来也とガマ寅の会話ではガマ寅は封印が弱った際鍵を閉め直すために鍵を残したと言っているが自来也はナルトがいずれ九尾の力を使いこなすため、つまり鍵を開くために残したのではないかと推察している。
後にミナト本人の口から明らかになっているがこの理由については自来也の推察が的を得ており、ミナトは九尾襲来の際に唯一面の男と対峙しその危険性を感じ取っていたため、対抗手段としてナルトが九尾のチャクラをコントロールすることを信じて託したのだった。
クシナの助けもあってナルトはミナトの期待通り九尾のコントロールに成功し、さらには九尾の妖狐九喇嘛と信頼関係を築いたことにより自ら八卦封印を解除している。