奈良シカマル

奈良シカマル
出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ三十七 30ページ 著者:岸本斉史

IQ200の超天才 奈良シカマル

奈良シカマルはナルトと同期の忍者アカデミー卒業生。口癖は「めんどくせぇ」で、口を開くたびに「めんどくせぇ」「めんどくせぇけど」「めんどくせぇな」と、毎回言うのがめんどくせぇほど連発している。初登場時はナルトにオバカトリオのグチタレオバカと紹介されているが、グチタレの部分はさておき、その実IQ200の超天才で作中でもトップクラスの頭脳の持ち主である。

忍者アカデミーではめんどくせぇため、授業も試験もろくにやる気を出さず居眠りばかりしていたため、ナルトに次ぐ成績の悪さだった。冷静で、自己顕示欲もなく、めんどくせぇことには首を突っ込みたがらない性質などから、年の割に大人びて見える。

最初にその才覚を表したのは中忍試験でテマリと戦ったときで、体術でも忍術でも劣っているうえ当時の切り札である影真似の術まで知られていたにもかかわらず、持ち前の頭脳を活かし善戦、テマリを影真似の術で縛りつけた。

しかし、その直後スタミナ(チャクラ)が切れたこともありテマリに決定打を与える術がなかったため、あっさりとギブアップしている。だが、木の葉会議では彼の戦術の器用さや、勝ち目のない戦闘は行わないなど部隊長としての資質が評され、この試験では唯一中忍に昇格した。

この後もテマリとはなにかと縁があり、サスケ奪還任務の際に共闘したり、二部の初回で中忍試験の担当となったテマリの案内人に任命されて行動を共にしている。この時ナルトに「お二人はデートですかい?」と茶化されて二人ともあっさり否定しているが、テマリが仕事を終えて砂隠れに帰る際は早朝にもかかわらず里の正門まで見送ったり、テマリの方もシカマルに一声かけるなどまんざらでもないようである。

第二部では同期のほとんどが出世していたなか、中忍のままだった。テマリいわく、めんどくさがらず真面目に任務をこなせばすぐに上忍になれるらしく、アスマには火影になれる器だとも評されている。その高い作戦立案能力や戦略眼は評価され、忍界上層部の会議にも出席している。

忍者としての能力

前述のように、その高い知能を活かした頭脳戦を得意とする。また、影真似の術をはじめとする奈良一族の秘伝忍術を使うが、基本的には敵を縛る術であり、殺傷能力に欠けるため一対一の戦闘には向かない。しかし、忍は任務の際3~4人のチームで動くことが多いためさほど欠点にはならないし、その卓越した頭脳を活かすためには前線に出るより後方での支援が適していることからも、最適な能力と言える。暁の飛段と戦った際はあえて一対一の状況を作ったが、事前に戦場を決定してトラップを仕込んでおり、師であるアスマの敵を討つことに成功した。

チームに応じて作戦を立案することができるが、幼馴染でもある山中いの秋道チョウジとの連携は特に洗練されており各々の特技を最大限に活かしている。第四次忍界大戦では作戦本部が壊滅した際、父であるシカクから指揮を継いでいる。

プロフィール

  • ● 誕生日 9月22日
  • ● 星座 おとめ座
  • ● 血液型 AB型
  • ● 身長 150.8cm(12歳)→152.1cm→170cm(16歳)
  • ● 体重 42kg(12歳)→42.9kg→53.4kg(16歳)
  • ● 好きな食べ物 サバの味噌煮、酢こんぶ
  • ● 嫌いな食べ物 かたゆでたまご
  • ● 好きな言葉 日々是平穏なり
  • ● 趣味 昼寝、将棋

使用する術

影真似の術     -相手に自分と同じ動きを強いる。最初に登場した奈良一族の秘伝忍術。
影首縛りの術    -影で相手を捕え、動きを縛る。相手とのチャクラ量に大きな差があるとほどかれてしまう。
影真似手裏剣の術
影寄せの術     -分散させていた自分の影を一つに戻す術。飛段と戦った際に使用した。
忍法・影縫い    -奈良一族の秘伝忍術では珍しく、相手を縛るのではなく攻撃する術。
影擬人の術(ナルティメットヒーロー2、3)
忍法・影煙幕の術(ナルティメットアクセル2)
影奈落の術(激闘忍者大戦!3、4)
影鬼縛りの術(ナルティメットクロス)
影空掌の術(ナルティメットクロス)
変化の術      -他人や他の者に変化する術。
幻術返し      -敵にかけられた幻術を解く。

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