出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ二十八 38-39ページ 著者:岸本斉史
桜花衝とは
桜花衝は最大チャクラを体内で一気に練り上げ瞬時に拳に全集中して放つパンチ。練り上げたチャクラを無駄なく使用するためその威力はすさまじく、燃費の良さも最大効率となる。
一見とてつもない怪力パンチだが実は医療忍術を攻撃に応用したもので、見た目に反して緻密なチャクラコントロールが要求される技でもある。その破壊力を目の当たりにしたナルトは唖然とし、カカシですら腰を抜かした。
威力
岩盤を木端微塵に砕くほどの威力があり、当たりさえすれば上忍クラス以上の忍でもひとたまりもないだろう。かつて自来也が二度死にかけたうちの一度は「女湯を覗いて綱手に殴られた」というものであり、おそらくは桜花衝によるものだと思われる。
応用力
威力もさることながら特筆すべきは徹底的なチャクラコントロールによって一切の無駄を省いていることだろう。
- ● 必要な瞬間だけチャクラを練り上げる
- ● 練り上げたチャクラを全て拳に集中
この二点を徹底しているためサクラのように絶対的なチャクラ量が多くない忍でも十分すぎるほどの威力を生み出すことができるうえ、これだけの大技の割にチャクラ消費が少なく連発してもさほど負担がない。
桜花衝を使う忍
綱手
もともと桜花衝は綱手の術で、綱手が怪力と恐れられる所以となった技でもある。伝説の三忍だけあってこの術の要領で指一本でナルトを数メートル吹っ飛ばしたり、同じく指一本で地面に亀裂をいれたりすることができる。
春野サクラ
綱手の元に弟子入りした際に医療忍術と共に教わった。サクラはもともとチャクラコントロールに長けていたため最適な術だったといえるが、そのキレ具合と怪力をみた自来也に見事な綱手二号と認定され、か弱かったサクラのイメージは跡形もなくなってしまった。