ナメクジの秘境 湿骨林
湿骨林は妙木山、龍地洞と並び称される秘境の一つ。その存在は薬師カブトによって龍地洞の存在とともに明らかにされておりナメクジの秘境であることも推察されていたが、第四次忍界大戦で綱手が湿骨林からカツユを口寄せする旨を発言したことで明確になった。
これで三つの秘境がそれぞれ伝説の三忍と対応していることとなり、ガマの妙木山が自来也、蛇の龍地洞が大蛇丸、ナメクジの湿骨林が綱手となっている。
綱手の発言から推察されるカツユ本体の大きさ
綱手の発言はただ単に湿骨林からカツユを口寄せするというものではなく、「百豪の術で二人なら湿骨林からカツユ本体の1/10を口寄せできる」というものだった。今までも十分にその巨大さを知らしめてきたカツユだったがこの発言からこれまでは本体の一部しか口寄せできていなかったことになる。
ちなみに三すくみの戦いにおいて綱手が口寄せしたカツユの大きさは以下の通りである。
出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ十九 148ページ 著者:岸本斉史
真ん中は大蛇丸でさえ持て余すほどの凶暴さと力を持った蛇・マンダで右が自来也でも手におえないという大ガマ・ブン太である。なお、それぞれの頭の上に伝説の三忍が乗っている。このときのカツユでさえ他の二匹に引けを取らないどころか体積で言えば勝っていそうなほどの大きさである。
二人で口寄せした時の大きさがこの時の二倍だとすると本体はさらにその十倍、つまり上のコマの二十倍の大きさということになる。でかければいいというわけでもないがマンダやガマブン太が豆粒に見えるほどなのではないだろうか。
湿骨林の他のナメクジを呼び出さない理由
綱手が今まで必ずカツユを口寄せしていたのに対し、自来也やナルトは妙木山からその時のチャクラ量に合わせてそれぞれ別のガマを呼び出している。しかし上記の発言を考慮すると綱手も今までその時のチャクラ量に合わせてカツユを部分的に呼び出していたと考えられる。
綱手とカツユの契約は綱手の百豪の力に合わせて能力を発揮できるもののため、自来也とガマの関係よりも同調性が高く他のナメクジを呼び出せないとも考えられるが、だとするとサクラと二人がかりでも1/10しか呼び出せないカツユではなく自分の力にあったナメクジと契約した方がよかったのではないだろうか。