終末の谷

終末の谷
出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ二十四 186-187ページ 著者:岸本斉史

終末の谷とは

終末の谷は木の葉隠れの里創立後まもなくその立役者である千手柱間うちはマダラが争った場所。最強と謳われた二人の忍の戦いによってもともとは平地だった地面がえぐれ、その傷跡から谷ができたと言われている。現在は二人の戦った場所として語り継がれ、柱間とマダラそれぞれの像が建てられている。

ナルトとサスケ決別の場所

皮肉なことに第一部の最後にうずまきナルトうちはサスケが戦った場所となった。二人の担当上忍だったはたけカカシは二人の戦いの後、この谷に流れる水を見て「まるで永遠に止まることなく流れ続いていく戦いを見せられているかのようだ」と語っている。

このセリフはこれまで友として歩み続けてきたナルトとサスケが敵対し戦い続けていくことを示唆しているが、後に続いた「木の葉の里を作ったこの二人の運命と同じように」というセリフは第四次忍界大戦での柱間とマダラの戦いをも示唆しているように思える。もちろんカカシ本人はそこまで予見してはいなかっただろう。

柱間とマダラの戦いはなぜこの場所になったのか

トビやイタチ、そして当事者である柱間の話からするとマダラは木の葉隠れの里を潰そうとしていたかのように語られているが、終末の谷は木の葉隠れの里と後の音隠れの里の国境にあるため里からはかなり離れていることがわかる。

  • ● マダラがこの場所を選んだのか
  • ● 柱間が里に近づく前に食い止めたのか
  • ● 里の近くで戦っていたが場所を移した

                     
などいくつか可能性は考えられるものの二つ目の仮定以外はマダラの目的が木の葉の里そのものよりも柱間になければ成り立たないだろう。第四次忍界大戦で再開した際もマダラは柱間との戦いを望んでいるように見える。

柱間と戦うためだけに木の葉隠れの里を抜けたわけではないだろうが、マダラは少なからず柱間との戦いが目的だったのではないだろうか。

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