日向ネジの名言

自他共に認める天才でありながら名門の分家として生まれたことから非常な扱いを受け、運命は変えられないと諦めてしまっていた日向ネジ。しかしナルトと出会うことで運命は自分の手で変えられると信じ、最期はナルトを守って死んでいった誇り高き天才の名言を集めてみた。

人は決して変わることなどできない

人は変わりようがないからこそ差が生まれ、エリートや落ちこぼれなどといった表現が生まれる。誰でも顔や頭、能力や体型、性格の良し悪しで価値を判断し判断される。中忍試験でネジがヒナタに放ったそれまでの悲痛な人生を物語るかのような一言。

ネジのキャラクターが凝縮されているセリフで、このセリフがあるからこそネジというキャラクターが成り立つといってもいいほどの名言だろう。

しょせん落ちこぼれは落ちこぼれだ…変われなどしない!

ヒナタとの試合の後ナルトに注意だと言って放ったセリフ。天才と呼ばれるゆえ傲慢なセリフにも聞こえるが、ネジはどこかで運命を変えることができることを証明してくれる人間が現れることを願っていたのかもしれない。

ただ一つ…誰もが等しく持っている運命とは……死だけだ……

若干13歳とは思えないネジの悲痛な叫びが聞こえてきそうな一言。人は変わることなどできないと何度も口にしているのは受け入れがたい現実を自分自身に受け入れさせようとしているのかもしれない。

お前は俺よりいい目を持ってる

鬼童丸との戦いを引き受けてナルトたちをサスケ奪還に向かわせた際ナルトに言った名言。サスケの心を闇の中から救い出すことはどんなに優れた洞察眼でも不可能だが、ナルトの友への友情に満ちた瞳にはその可能性を感じていた。

何よりまっすぐであきらめないナルトの眼には言葉では語れない何かが秘められていると信じたのだろう。

運命なんて誰かが決めるもんじゃない

鬼童丸を倒したあと「ザコキャラはすぐにやられる運命だ」という言葉に対し語った名言。ナルトとの戦いを経たことでそれまでのネジとは違い、運命すら自分の力で変えようとする意志を感じさせる。

お前に…天才だと…言われたからだ…

ナルトをかばったがために攻撃を受け息も絶え絶えとなったネジの最期の名言。「どうして命をかけてまで俺に…」と問うナルトに対しネジはこの言葉を返す。仲間を守るために死を選んだ父の自由の気持ちを噛み締めながらネジはゆっくりと息を引き取った。

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