出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ二十四 24ページ 著者:岸本斉史
木ノ葉の美しき碧い野獣 ロック・リー
ロック・リーはナルトたちの一期上のアカデミー卒業生で日向ネジ・テンテンと同じ第三班のメンバー。濃ゆい眉毛やオカッパ頭、全身タイツのような独特のスーツなどの容姿から熱血努力家の性格まで担当上忍のガイとそっくりだがこれはガイへの憧れと尊敬から大きく影響を受けたためである。
初登場時はキャラが固まっていなかったのか「オイオイオイ聞いたかよ」「~ていう話だぜ」など現在の誰に対しても敬語で話すキャラクターとはかけ離れた話し方をしていたが中忍試験編でサスケの前に立ちはだかったときからはキャラが確立されている。
その際はサスケの興味を引くため「今ボクは木ノ葉の下忍で一番強い」と口にしたが、手合わせ後は撤回し木ノ葉の下忍で一番強い男は自分のチーム内にいると宣言。なおこの時の勝負はガイによって中断されたもののサスケが写輪眼を用いても手も足も出ないほどの実力を見せつけた。
サクラへの想い
初めて会ったときに一目惚れして以来サクラのことを想い続け積極的なアプローチを繰り返すも当初は「キモい」と一蹴されていたが、死の森でサクラが音隠れの忍に襲われた際は「死ぬまであなたを守る」の宣言通り駆けつける。
敵チームであるにもかかわらず身体に無理をかけながらも守り続けようとする姿からそれ以降は尊敬の念を抱かれるようになり呼び方も「ゲジマユ」から「リーさん」になり、ナルトがリーをゲジマユと呼んだ際はぶっ飛ばしたこともあった。
ちなみにアニメではテンテンから好意を寄せられているが本人は全く気づいていない。
自分の忍道をつらぬき守り通す時
三次試験予選では砂隠れの忍・我愛羅と対戦。足につけていた重りを外し瞬足の体術で砂の絶対防御を崩すが殺意を剥き出しにした我愛羅の攻撃に追い詰められる。
今がガイと約束した「自分の忍道をつらぬき守り通す時」だとし八門遁甲・第五杜門までを開き禁術・裏蓮華により深手を負わせるも直後に反撃を受け左手足を潰される。気を失いながらも自ら立ち上がり、自分の忍道を貫き守り通すこと、立派な忍者になることを証明してみせた。
忍をやめろ
しかしこの戦いで全身を複雑骨折し入院。医療スペシャリストである綱手の帰還とともに診察を受けるが神経系に重大な損傷を負っていたため手術をしたとしても成功率は良くて50%、失敗すれば死ぬという理由から忍をやめろとの宣告を受けてしまう。
死の恐怖をぬぐいきれずに苦悩するがガイの強い励ましによって覚悟を決め手術を受ける。手術は成功し絶対安静を言いつけられていたがサスケ奪還に向かったナルト達の後を追い、君麻呂と交戦中のナルトに先を急がせ戦いを引き受けた。
この戦いは我愛羅の助太刀によりかろうじて勝利。第二部ではナルトの修行中に中忍に昇格した。
忍者としての能力
忍者アカデミー時代から「熱血落ちこぼれ」とされ幻術や忍術はいくら修行しても身につかないほど才能がなかったが、ガイと出会ってからは「たとえ忍術や幻術は使えなくても立派な忍者になれることを証明すること」を忍道に並外れた体術のみを極端なまでに極めた。
当初は努力が才能を上回ることを証明することも目標としていた努力キャラだったが中忍試験で八門遁甲・第五杜門を開いた際にカカシに「努力でどうこうなるものじゃないぞ・・・あの子・・・やっぱり天才か」と天才認定されてしまった。
このことによってNARUTOが「なんだかんだで全員天才の漫画」と認知してしまった読者は少なくない。
プロフィール
- ● 誕生日 11月27日
- ● 星座 いて座
- ● 血液型 A型
- ● 身長 162.1cm(14歳)→172cm(17歳)
- ● 体重 47.5kg(14歳)→54kg(17歳)
- ● 性格 情熱家、努力好き
- ● 好きな食べ物 中辛カレーライス、カレーピラフ
- ● 嫌いな食べ物 無し
- ● 趣味 努力
使用する術
木ノ葉旋風
相手に飛びかかりながら上下の高速回し蹴りを繰り出す体術。
木ノ葉烈風
相手の足を蹴り崩す下段回し蹴り。
木ノ葉大旋風
下段から上段に向けて回し蹴りを連続で繰り出し最後はかかと落としを繰り出す体術。
表蓮華
八門遁甲・第一開門を開き、高速体術で相手を蹴り上げ空中で包帯によって敵と自分を括り付け回転しながら落下する。そのため相手は受身もとれない状態で頭から落下することになる危険な技。
裏蓮華
八門遁甲・第三生門から技に入り高速で相手を打撃しつつ第五杜門までを開いて痛恨の一撃を加える禁術。ガイとの約束で「自分の忍道をつらぬき守り通す時」のみ使用を許可されている。