出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ二十三 51ページ 著者:岸本斉史
多由也 人物紹介
音の四人衆(音の五人衆)の一人で、通り名は北門の多由也。普段は無口でポーカーフェイスだが言葉遣いは荒く、女でありながら「クソ」「ゲス」などの汚い言葉を平然と使い、次郎坊によく注意されている。呪印状態2になると、両側のこめかみから角が生え、鬼のような姿になる。
作中での出番は少なくサスケ奪還編で登場したくらいだが非常に可愛いことで人気があり、ヒロインである春野サクラや人気キャラの日向ヒナタより可愛いという声も少なくない。コアなファンは上述の呪印状態ですら可愛いと言う人もいる。また、問題の毒舌もマゾっ気のある男性からの人気を集める理由となっている。呪印状態の方はともかく、素顔の方はたしかに可愛い。
あまり賢い方ではないらしくナルトとシカマルの罠に引っかかるなどしているが、唯一戦った相手が作中頭脳線最強クラスのシカマルと、能力の特性上相性最悪のテマリだったため特別バカなわけではないのかもしれない。しかしこの上ドジっ子属性まで持っているとするとますますコアなファンが食いつきそうだ。
武器としている魔笛には自信と思い入れがあるのだろう、他に一切武器を持っていなかった。そのため戦略の幅は狭く、テマリに笛の音を風で防がれた際はなすすべがなくなった。やはりドジっ子なのかもしれない。最後はなんとか間合いをとって戦おうとするも、テマリの「口寄せ・斬り斬り舞」で遠距離から攻撃されて気の下敷きになった。その後、原作では作中には一切登場していないが、それでも根強い人気がある。
忍者としての能力
唯一の武器・魔笛を使用し、笛の音で物質化霊を操ったり、幻術で攻撃する。また、ほぼ精神エネルギーだけで練りこんだチャクラで質量のない反物質を作り出し、敵の身体エネルギーを食わせることができる。
シカマルいわく自分と同じ、特別なチャクラを作る忍術であるため秘伝忍術らしい。攻撃は全て遠距離攻撃であるため接近戦に弱いが、物質化霊を3体も召喚し操るため接近するのがそもそも難しく、幻術は聴覚に訴えかけて発動するが、耳を塞いだ程度では防げないなど、かなり厄介なタイプである。
当時忍者アカデミーを卒業して間もなかったシカマルと接戦を繰り広げたことや、相性が悪かったとはいえ下忍のテマリに手も足も出なかったことから、上忍クラスの実力を持っているとは考えずらい。ただ、四人がかりのうえ任務後でチャクラが少なかったとはいえ木の葉の上忍二人を退けていることから中忍程度の実力はあると考えられる。
プロフィール
- ● 誕生日 2月15日
- ● 年齢 14歳
- ● 身長 148cm
- ● 趣味 笛
使用する術
口寄せの術 -物質化霊を口寄せする。この霊は多由也の笛の音に対応してパターンで動く。
終曲第九節・魔境の乱 -物質化霊を操る曲の中でもこの曲を聴いて生きていた者はいない、多由也の自信の曲。
魔幻・幻武操曲(アニメでは「魔笛・幻武操曲」を改名)
魔笛・夢幻音鎖 -魔笛の音を使い相手の聴覚から幻術をかける。シカマルは影で自分の指を折り、傷みでこの術を解いた。