出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ四十七 74ページ 著者:岸本斉史
四代目火影 波風ミナト
波風ミナトはかつて九尾の妖狐から木の葉の里を守った英雄であり、ナルトに九尾を封印した張本人。教え子にカカシ、オビト、リンを受け持っていた。
第一部では英雄として語られているが故人であるため登場していない。非常に整った顔だちで、金色の髪に青い瞳を持つ。実力もさることながら、その優しく、冷静な人柄から人望も厚くかった。
木の葉崩し編で大蛇丸が初代火影・千手柱間、二代目火影・千手扉間とともに穢土転生しようとしたが、ミナトだけは復活を防がれた。そのため初登場はナルトがペインとの戦いで九尾を暴走させられてしまった際、あらかじめ封印に組み込んでいたことにより、ナルトと再会したときである。
この時ナルトの父であったことが明らかになり、落ちこぼれのナルトの父親が四代目火影だったことは読者を驚かせたが、よくよく考えれば他人の子に九尾を封印することの方が違和感があるため自然な流れと言える。
木の葉の黄色い閃光
金色の髪と、瞬身の術や飛雷神の術で超高速で移動することからこの通り名がついた。その名は他国にも知れ渡っており、第三次忍界大戦で木の葉と戦った岩隠れの里では「ソイツをみたらとにかく逃げろ」と言われるほど恐れられていた。
その実力は敵対した50以上の忍を一瞬で倒してしまうほどで、ミナト一人が戦線に加わっただけで戦況がひっくり返ってしまうなど、味方からは頼もしい限りだった。
九尾が木の葉を襲った際も「四代目がくるまで足止めをかけろ」と言う者もいたため、九尾相手でもミナトさえいてくれればなんとかなると頼りにされていたことがうかがえる。
九尾の事件
かつて九尾の人柱力だったうずまきミトの出産の際、封印が解けそうになったことから、三代目火影・猿飛ヒルゼンは当時人柱力だったミナトの妻・うずまきクシナの出産時にミナトと共にヒルゼンの妻・ビワコと三代目直轄の暗部、タジを立ち会わせた。
しかし、出産の際に封印が弱まることを知っていた面の男にこの機を狙われており、クシナがナルトを産むと同時にビワコ、タジは殺され、ミナトもナルトを危険にさらされクシナと引き離されてしまう。
ナルトを安全な場所に避難させたのち、里に現れた九尾を止めるべく戦線に立つが、時空間忍術で別の場所へ飛ばされてしまう。この時面の男の正体をうちはマダラだと推測するが、彼の正体は死んだと思われていた教え子、うちはオビトであったことが後にわかっている。
なんとか面の男から九尾のコントロールを解き、退けるが、他里との力関係を崩さず九尾を封印するため、半分を屍鬼封尽で自らに封印し、残りの半分を九尾の力を使いこなしてくれると信じてナルトに封印した。このとき屍鬼封尽の代償で命を落とした。
プロフィール
- ● 誕生日 1月25日
- ● 星座 みずがめ座
- ● 血液型 B型
- ● 身長 179.2cm
- ● 体重 66.1kg
- ● 好きな食べ物 妻・クシナの手料理
- ● 趣味 読書(特に自来也の小説がお気に入り)
使用する術
螺旋丸 -チャクラを螺旋状に形態変化させる、ミナトが開発した術。
時空間・螺旋連丸(ナルティメットストーム2)
口寄せの術 -ミナトは妙木山のガマを口寄せする。
瞬身の術 -一瞬で移動する術。
飛雷神の術 -あらかじめ術式を施した場所へ移動する時空間忍術。
手裏剣影分身(劇場版にて)
屍鬼封尽 -命と引き換えの封印術。ミナトはこの術で九尾の半分を自身に封印した。
八卦封印 -ナルトに九尾を封印した術。四象封印を二つ重ね合わせてその間から漏れ出すチャクラをナルトに還元できるよう組んである。
契約封印 -オビトから九尾のコントロールを解除した術。