出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ三十五 62ページ 著者:岸本斉史
五つの心臓を持つ忍 角都
角都は暁のメンバーの一人。瞳は緑色で常にマスクで隠している口は裂けており自身の能力のヒジキのような紐で縫ってある。パートナーは飛段で指輪に刻まれている文字は「北」。
滝隠れの抜け忍でかつて初代火影を暗殺する任務を請け負っていたが失敗し汚名と重罰を受けたことに憎悪を抱き、滝隠れの里に伝わる禁術・地怨虞で次々と上役の心臓を奪った。寿命が尽きる前に他人の心臓を奪うことで生きながらえており、91歳とかなりの高齢で初代火影と戦ったこともある。
普段は寡黙で冷静だがトラブルが起こるとすぐに殺意が湧き仲間であっても容赦なく殺害する。今まで角都と組んできたパートナーは皆死んでしまい不死身の体を持つため殺せない飛段にしか自分のパートナーは務まらないとしている。
金銭に金銭に対する執着心が強いためか暁のサイフ役を任されており、人柱力を探しながらも賞金首を仕留めては換金所に赴いて資金を調達している。そのため金に執着の薄い飛段とは言い争いになることもあるが、暁では珍しく連携を得意としておりなんだかんだ関係は悪くないようだ。
アスマ班との戦い
火の国に入ってすぐに火ノ寺を訪れ裏世界の賞金首であった元・守護忍十二士の地陸を殺害。換金所へ向かう中で暁が火の国に入り込んだという情報が伝わってしまい、五代目火影・綱手は二十小隊を新編成し討伐にあたる。
猿飛アスマ、はがねコテツ、神月イズモ、奈良シカマルの隊と戦うが飛段が手を出すなと言ったため全く手を出さなかった。しかし飛段が首をはねられてしまったため能力のヒジキのような紐で飛段の首と胴体をつなぎ合わせて自身も参戦。その後圧倒的な優勢となるが尾獣封印に呼び戻されたためその場を去る。
その後はたけカカシを隊長とする、山中いの、秋道チョウジ、奈良シカマルの四人で構成された新アスマ班に発見され交戦。シカマルの影真似手裏剣の術で飛段ともども動きを封じられるが、角都の能力はほとんど知られていなかったため脱出できた。しかし飛段とは引き離されてしまう。
禁術・地怨虞により他人から奪った五つの心臓を持つため五回殺さなければ死なず、五つ全ての性質変化(一つはすぐにカカシに壊されてしまったため実際に使ったのは四つ)を扱い、残る心臓を三つにされながらもカカシたちを追い詰めるが、増援に来たうずまきナルトの新術風遁・螺旋手裏剣で心臓を二つ壊されたうえ致命傷を負う。
最後は死亡確認のために近寄ったカカシに世代の変化を告げられて雷切で止めを刺された。第四次忍界大戦では薬師カブトの穢土転生により蘇り忍連合の忍達から心臓を奪うも、岩に下半身を押し潰され戦闘不能となりイタチが穢土転生を解除させたため昇天した。
忍者としての能力
禁術・地怨虞により他者の心臓を経絡系ごと取り込み五つ全ての性質変化を扱う。この心臓は角都の体から分離させることができ、その心臓の性質変化を使えるヒジキに能面が着いたかのような化け物になる。
本体の心臓を潰しても五つ全ての心臓を潰さない限りは分離した化け物から補充することができる。また心臓を潰されても新たに補充することができるため下手に大人数でかかると何回殺しても再び心臓を奪って補充できる。
飛段とは違い単純に五回殺せば死ぬが、切り離しても自己再生できるため飛段よりもやっかいな能力かもしれない。そもそもよほど実力差がない限り一回殺される前に五回も殺すことは難しいだろう。
また心臓を分離させることで実質一人で五人分の人数として戦えるため、作中のように多対一の不利な状況にも対応することができるうえ、一対一のつもりで挑もうものなら一対五の圧倒的不利な状況で戦うことになる。
プロフィール
- ● 年齢 91歳
- ● 誕生日 8月15日
- ● 星座 しし座
- ● 血液型 A型
- ● 身長 185.0cm
- ● 体重 63.2kg
- ● 好きな食べ物 レバ刺、アン肝
- ● 嫌いな食べ物 栗羊羹
- ● 趣味 読書(古書)
使用する術
地怨虞 -滝隠れの秘伝忍術で体中に無数の黒いヒジキのような物質を触手の様に操る。
土遁・土矛 -角都自身の術。皮膚を硬化して攻撃力防御力ともに大幅に強化する。
風遁・圧害 -分離した化け物が使用。圧縮された竜巻を放ち風圧で破壊する。
雷遁・偽暗 -分離した化け物が使用。槍状の雷を放出する。
火遁・頭刻苦 -分離した化け物が使用。小さな火球を吐きだし辺り一面を火の海にする。
水遁・水分身の術(アニメ)