出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ五十三 56ページ 著者:岸本斉史
ナルトの母 うずまきクシナ
ナルトの母であり、四代目火影・波風ミナトの妻。物語序盤ではナルトの両親は一切登場せず、謎に包まれていたが、実は九尾の事件で命を落としていた。そのため作中では故人となっているのだが、ナルトが九尾の力をコントロールする際、ミナトが封印術にあらかじめ生前のクシナのチャクラを組み込んでいたため、再会することができた。
一見優しく、おしとやかな雰囲気だが、怒ると暴力的になる。ナルトと再会した際は九尾が化けていると勘違いされ、思いっきりグーパンチするなど、春野サクラに似ており、ミナトもサクラを見た際「クシナみたいな子だな」と口にしている。
興奮したり動揺すると「~ってばね」という口癖が出てしまう。ナルトが生まれたその日に亡くなっているにもかかわらず、その口癖はしっかりナルトに受け継がれている。本人いわく、生まれつきせっかちで早口なためこの口癖がついてしまったと話している。
赤い血潮のハバネロ
もともとは渦の国、渦潮隠れの里に生まれたが、友好関係にあった木の葉隠れの里に下忍の頃に引っ越した。クラスでなめられたくなかったため、「女性で初めての火影になってやる」と発言したところ目を付けられ、太った体型に丸い顔、赤い髪から「トマト」と呼ばれた。
しかしトマトとバカにするいじめっ子たちを返り討ちにし、半殺しにしたことからこのあだ名はすぐに改められ、それ以後は「赤い血潮のハバネロ」と呼ばれ恐れられた。
波風ミナトとの馴れ初め
初めはミナトのことは「女男みたいで頼りなさそう」と言う印象だった。うずまき一族の特別なチャクラを持つことから雲隠れの忍にさらわれ、その際目印として自身の赤い髪を切って道に落としていた。
唯一それに気づいたミナトに助けられ、また、「キレイな髪だからすぐに気付いた」と、自分がバカにされる原因にもなっていた赤い髪を初めて褒められたことで恋心を抱くようになる。
ナルトの前任 九尾の人柱力
もともと木の葉に連れてこられた理由はうずまきミトの後任として九尾の人柱力とするためであり、本人も当初このことは知らされていなかった。うずまき一族はもともと封印術に長けた一族であり、九尾を抑え込む強いチャクラを持っているため人柱力としては適任だった。
実は木の葉を襲う直前まで九尾はクシナが封印しており、出産の際に封印が弱まることを知っていた面の男(オビト)はこの機を狙ってクシナから九尾を引きはがした。本来尾獣を引きはがされた人柱力はすぐに死んでしまうが、クシナはうずまき一族のチャクラのおかげで即死は免れた。
ナルトに託した想い
ナルトに九尾を封印することを提案したのはミナトであり、クシナは直前まで反対し、自分の最後のチャクラを使って九尾と心中することを提案していた。九尾を完全に封印できるわけではないが、復活時期を延ばすことができるし、何より息子のナルトに人柱力としての重荷を背負わせたくなかったためである。
しかし尾獣バランスが崩れてしまうことによる里への危険や、何よりナルトが九尾の力を使いこなし、救世主となることを願ったミナトに押されて同意する。ミナトに夫婦喧嘩で負けたのはこの時が最初で最後である。このときミナトに残りのチャクラを全てナルトの封印に組み込んでもらい、ミナトとクシナの願い通り、ナルトが九尾の力をコントロールする手助けとなっている。
プロフィール
- ● 誕生日 7月10日
- ● 星座 かに座
- ● 血液型 B型
- ● 身長 165.0cm
- ● 体重 47kg
- ● 好きな食べ物 塩ラーメン
- ● 嫌いな食べ物 苦いもの、コーヒー
- ● 趣味 おしゃべり、悪ふざけ