ミズキ

ミズキ
出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ一 35ページ 著者:岸本斉史

ナルトに九尾が封印されていると明かした男 ミズキ

ミズキは忍者アカデミーでうみのイルカと共に教鞭をとっていた教師で位は中忍。表向きは優しくお人好しな先生で、卒業試験でイルカがナルトを不合格にした際ももう3年目ですし合格にしてあげても・・・と発言していた。

その笑顔の下に野心を隠しており、試験に落ちて落ち込んでいたナルトへの協力を装って三代目火影の家から封印の書を持ち出すよう仕向け、その後ナルトを殺害し罪をなすりつけたうえで封印の書を持ち去るという残忍な計画を仕組んだが失敗に終わった。

ミズキの発言の疑問

ミズキの発言にはいくつか疑問に思える点がある。

封印の書について

三代目火影は封印の書を「初代火影様が封印した危険な書物」としイルカも「禁じ手の忍術を記して封印した危険なもの」としているが、ミズキはナルトに向かって「その巻物はお前を封印するための物なんだよ」と発言している。

しかしミズキの発言通り封印の書がナルト(もしくは九尾)を封印するための物だとしたら、そもそもミズキが盗むメリットがないように思える。ただこの発言は場面からしてもミズキがナルトを追い詰めるためのでまかせ発言だったとも考えられる。

ただ三代目火影もナルトが封印の書を持っていることで封印が解けることを危惧しているので、三人とも言っていることは本当で封印の書は初代火影が禁じ手の忍術を記したもので、その中にナルトに九尾を封印した術、八卦封印も記されているという解釈が自然かもしれない。

ナルトと九尾の関係について

ミズキはナルトの正体が化け狐、つまり九尾の妖狐そのものであるかのように発言しているが、実際はナルトの中に九尾が封印されているのであってナルト自身が九尾というわけではない。

これもミズキがナルトを精神的に追い詰めるための発言とも取れるが、これについても三代目火影が「ナルトが九尾の化け狐だと知っておるのは・・・」と発言しているので初期のころは設定自体が現在とは違っていたと考える方が納得がいく。

忍者としての能力

背中の巨大な手裏剣・風魔手裏剣のほかクナイを多数投げるなど手裏剣術に長けているようだが、戦闘能力は極めて低いのではないか。

封印の書の件でもイルカを最初の奇襲で戦闘不能にしているため実質ナルトだけに負けたわけだが、いくら禁術である多重影分身の術を使われたからといってあまりにも一方的にやられてしまった。

むしろ影分身の術はチャクラを等分割する術なので、千人に分身したナルト一人ひとりの強さは当時のナルトのさらに千分の一ということになる。いくら手数が多いといっても中忍ならもう少し戦えてもいいのではないか。(ただしまともにやり合われたら話として成り立たないが)

プロフィール

  • ● 年齢 26歳

使用する術

変化の術 -イルカに化けてナルトから封印の書を奪おうとしたがこれも失敗した。

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