NARUTO-ナルト-の主人公うずまきナルトの名言を特集してみた。理不尽な差別を受け孤独を味わいながらもまっすぐでひたむき、仲間思いに生きてきたナルトだからこそ響く、シンプルでストレートな名言の数々に心を動かされた方も少なくないのではないだろうか。
イルカ先生に手ェ出すな…殺すぞ…
自分の体の中に九尾が封印されていたことをミズキに告げられ動揺するナルト。それこそがナルトが理不尽に里で嫌われていた理由だったのだが、そんなことは関係なしに自分を「木の葉隠れの里のうずまきナルト」だと認めてくれたイルカ先生を守るため、ミズキの前に飛び出し放ったセリフ。
嬉しい時には泣いてもいいんだぜ
泣いてばかりいるイナリにナルトは「泣き虫」と言い突き放す。しかしそれは自分が行動しなければ何も変わらないことを知っていたナルトの不器用なりの激励だった。
それを知ったイナリは母親を守るためガトーの手下に立ち向かいナルトに認められる。嬉しさからあふれ出す涙をまた泣き虫とバカにされると抑えようとするイナリにナルトが言った名言。
まっすぐ、自分の言葉は曲げねぇ。それが俺の忍道だ
ナルトらしさが全面にあふれ出た代表的な名台詞。ナルトは自分にも言い聞かせるかのようにこれに近い言葉を作中で何度も口にしている。そして口だけでなく生き様でそれを語っているのがナルトの男らしさでありカッコよさなのだろう。
俺は自分に嘘を付くようなやつは嫌いだ
サスケを追うことを諦めさせるためサクラはナルトに好きだと告白する。女心には鈍感なナルトだがこの時ばかりはサクラの嘘をすぐに見破った。正直に、誰よりも自分に正直に生きてきたナルトには嘘をついて自分から逃げることは受け入れられなかったのだろう。
俺があきらめるのをあきらめろ!
ペイン六道を倒した際に放った名言。もともとは自来也の小説・ド根性忍伝の主人公であるナルトのセリフで、皮肉にもそのモデルこそペイン六道を操る長門だった。
オレにとっちゃ…やっとできた繋がりなんだ
木の葉の仲間たちとの、そしてナルトとの「つながり」を断ち切ろうとするサスケの問いかけに対してのナルトの答え。嫌われ続けずっと孤独だったナルトにとってそのつながりの一本一本は何よりもかけがえのないものなのだろう。
オレは火影になるまで ぜってェ死なねーからよ!!
「火影になる」その志を胸に亡くなっていったダンや縄樹。彼らとナルトを重ね合わせ、失うことに恐怖する綱手にナルトが放った言葉。根拠のない自信だがそれを言い切れることにナルトの強さと魅力があるのかもしれない。
お前の気持ちは…なんでかなぁ…痛いほど分かるんだってばよ…
自分以上に孤独を背負って生きてきた我愛羅との戦いの中での名言。人柱力として恐れられ、兵器として利用され、孤独を味わい続けた我愛羅の気持ちを一部でも理解できるのはナルトが同じ人柱力であったからこそだろう。
やっぱ覚悟しとかなきゃな…みんながみんな認めてくれる火影ってスゲー名前語るのによーお。ぜってェー!近道なんかねェーってことはよ!!
皆に認められるため火影への近道を探していた木ノ葉丸にナルトが告げたセリフ。火影になるという目標のためどれだけ長く険しい道のりをも乗り越えるナルトの覚悟が垣間見える名言。
賢いっていうのがそういう事なら、俺は一生バカでいい。
サスケ奪還任務に失敗したナルトに自来也はサスケのことは諦めろと諭す。それはかつて大蛇丸を連れ戻すことができなかった自身とナルトを重ねての言葉だったが、ナルトは聞き入れようとしなかった。頑固なほど正直に生き続けるナルトの魅力を現した名言。